#PR 本記事は広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。紹介している商品・サービスは、筆者が古民家での田舎暮らしと在宅フリーランスの実生活のなかで使用・検討したものです。価格や提供条件は変動するため、最新の情報はリンク先でご確認ください。
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結論:最初に買うのは「インパクトドライバー1台」だけで十分です
DIY初心者が最初に揃える電動工具を一言でいうと、18Vの充電式インパクトドライバー1台です。ここに迷う必要はありません。理由は単純で、古民家に住んで3年、私が実際にやった作業の体感8割が「ネジを締める」と「下穴を開ける」だけだったからです。
そして2台目は丸ノコ。木を買ってきた長さのまま使う人はいないので、切る道具が無いとインパクトドライバーは半分しか働けません。3台目以降(ドリルドライバー・ジグソー・サンダー)は、必要になってから買えばいいというのが3年やった正直な感想です。実際に私は最初にセット買いをして、1年以上使わなかった工具があります。
つまり順番は ①インパクトドライバー → ②丸ノコ → ③以降は用途が来たとき。以下では「なぜその順番なのか」を、古民家で私が実際に直したもの(猫の脱走防止の柵・窓の内側の二重窓・薪の棚・こたつをやめたデスク回り)から逆算して説明します。カタログの数値ではなく、手を動かしたときにどこで詰まったかの話です。

🧑💻 この記事の信頼性
田舎暮らし3年目・猫と暮らすフリーランスエンジニアが、実体験に基づいて執筆しています。買っていない機種のスペックは書きません。数値で確かめていないことは「体感」と明記します。
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- 先に答え:買う順番と、それぞれが要る「場面」の一覧表
- なぜこの順番なのか:古民家3年で「実際に直したもの」から逆算する
- 1台目:インパクトドライバー(これだけは最初に買う)
- 2台目:丸ノコ(切る本数が2桁になったら買う)
- 3台目以降:ドリルドライバー・ジグソー・サンダー
- 電動工具より先に効く「基本ツール」(ここを軽視すると仕上がりが崩れます)
- 安全と作業環境(工具本体より先に買ってよい)
- 買い方の判断:充電式かコード式か、新品か中古かレンタルか
- 工具が揃ってから作ったもの(どの工具が効いたかを添えて)
- 3年やって分かった「買わなくてよかったもの」と失敗
- はじめての1つ目:脱走防止の柵を作る流れをそのまま書きます
- 田舎で工具を買う・置く・使うときの現実的な話
- よくある質問(FAQ)
- まとめ:迷ったらインパクトドライバー1台から
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先に答え:買う順番と、それぞれが要る「場面」の一覧表
電動工具の記事は「インパクトドライバーはネジ締めに使います」といった説明で終わりがちです。ですが初心者が本当に知りたいのは、自分がやりたい作業に、どれが要るのかですよね。そこで先に、私が古民家で実際にやった作業と、そのとき手に持っていた工具を表にしました。
| 買う順番 | 工具 | これが無いと詰まる場面 | 私の使用頻度(3年の体感) | 最初に要るか |
|---|---|---|---|---|
| 1台目 | インパクトドライバー(18V) | 棚の固定・柵の組み立て・床板のネジ留め・古材への下穴 | ほぼ毎回。作業した日は必ず握っています | 必須 |
| 2台目 | 丸ノコ(165mm) | 2×4材や棚板を必要な寸法に切る。長い直線を何本も切る | 木を買った日は必ず使います | ほぼ必須 |
| 3台目 | ドリルドライバー | 細いビスを割らずに締める。土壁・薄い板に穴を開ける | 月に数回。繊細な作業のときだけ | 後回し可 |
| 4台目 | ジグソー | 板の真ん中をくり抜く(猫の通り穴)・曲線を切る | 年に数回。ただし代わりが無い | 用途が来たら |
| 5台目 | サンダー | 猫が触る面のささくれ取り・塗装前の下地 | 作るものによる。仕上げの日だけ | 用途が来たら |
表を見ていただくと分かるとおり、使用頻度が高いのは上の2台だけです。3台目以降は「その作業をするときにしか要らない」工具なので、作りたいものが決まっていない段階で買うと、箱のまま置いておくことになります。私は実際にそうなりました。
もうひとつ、この表には工具の値段を書いていません。機種と時期で変わるものを記事に書くと、読んだ時点で嘘になるからです。金額はリンク先で確かめてください。ここでお伝えしたいのは金額ではなく、買う順番です。順番を間違えなければ、出費は必要になった分だけで済みます。
この表で強調したいのは、「初心者セットを一度に買う必要はない」ということです。私は最初に勢いで何台か揃えて、1年以上箱から出さなかった工具がありました。電動工具は保管場所も取りますし、充電式はバッテリーが入っている状態で放置すると劣化していきます。使う予定のある工具を、使う直前に買うほうが、お金も置き場所も無駄になりません。
👉 まず1台だけ買うなら:マキタ 18V インパクトドライバー
なぜこの順番なのか:古民家3年で「実際に直したもの」から逆算する

工具から選ぶと必ず迷います。直したいものから選ぶと、要る工具は勝手に決まります。私が3年間で手をつけた場所を、そのまま並べます。どれも古民家に住んでいれば早い段階でぶつかる話です。
① 猫の脱走防止の柵(縁側と玄関)— 最初に必要になったDIY
古民家に引っ越して、いちばん早く「これは自分で作らないと駄目だ」と気づいたのが脱走防止です。我が家の縁側は横に長く、玄関も土間が広いので、市販の突っ張り式のペットゲートでは幅が足りませんでした。そもそも古民家の柱は太さも間隔も不規則で、既製品の「対応幅」に収まりません。
そこで角材で枠を作り、縦格子を並べて、ネジで留めるという単純な柵を作りました。このとき手に持っていたのはインパクトドライバーだけです。木材はホームセンターのカットサービスで切ってもらったので、丸ノコすら使っていません。つまり1台目のインパクトドライバーがあれば、最初のひとつは完成するということです。
ただし古民家特有の落とし穴がありました。柱も床も垂直・水平ではありません。メジャーで測って左右対称に作った枠が、現場に当ててみると片側に隙間ができました。猫は隙間があれば必ずそこを試します。結局、現場で当てながら削って合わせる作業が発生しました。設計してから作るのではなく、現場に当てて印を付けて、その場で加工するほうが古民家では早いです。ここでサシガネ(差し金)と水平器の出番になります。
脱走防止そのもののアイデアと、市販グッズを使う場合の比較は別記事にまとめています。作る前にこちらを見ると、そもそも作らなくて済む場所が分かります。
② 窓の内側に作った「簡易的な二重窓」— 冬に効いた作業
古民家の冬は、暖房を足しても壁と窓から熱が逃げていきます。我が家でいちばん体感差が大きかったのは、窓の内側に枠を作って、そこに断熱のパネルを立てる作業でした。枠を作るには木を寸法どおりに切る必要があり、ここで初めて丸ノコが要りました。
手ノコでも切れます。実際に最初の1枚は手ノコで切りました。ですが窓ひとつで縦横4本、部屋に窓が複数あるので本数が一気に増えます。私は3枚目で腕が上がらなくなってやめました。切る本数が2桁になった時点で、丸ノコは「贅沢品」ではなく「作業を終わらせるための道具」に変わります。これが2台目に丸ノコを置いている理由です。
なお断熱そのものは工具が無くてもできる手段がたくさんあります。工具を買う前に、貼るだけ・詰めるだけで済む方法を試すのが正解です。
③ こたつをやめて作業机を作り直した — 腰を痛めた私の本題
私は在宅フリーランスエンジニアで、移住して最初の冬はこたつで仕事をしていました。結果、腰を痛めました。座り方の問題ではなく、机と椅子の高さが仕事用になっていないのが原因でした。
ここでDIYが直接お金に関わってきます。古民家は床が傾いていて、既製品のデスクを置くと脚の1本が浮きます。私は脚の下に入れる薄い板(スペーサー)を作って高さを合わせ、配線を通すための穴を天板の裏側の桟に開けました。薄い板を割らずに固定するこの手の作業は、打撃が入るインパクトドライバーだと木を割ることがあり、ドリルドライバーのほうが向いています。これが3台目の位置づけです。
腰の話とデスク環境の見直しそのものは、こちらに詳しく書いています。DIYで直せる部分と、素直に製品を買ったほうが早い部分の線引きも書きました。
④ 薪を積む棚と、庭まわりの作業
薪ストーブを使うと、薪を乾かして積んでおく場所が必要になります。地面に直置きすると湿気を吸うので、下に隙間をつくる棚が要ります。ここは見栄えが要らない作業なので、丸ノコで切ってインパクトドライバーで留めるだけ。仕上げのサンダーは不要でした。
逆に猫が乗る場所、触る場所は、ささくれが危ないのでサンダーで撫でています。サンダーが要るかどうかは「人や猫が触る面があるか」で決まる、というのが私の判断基準です。
なぜ田舎のDIYでは電動工具が「必須」になるのか
都会の賃貸なら、棚を組み立てるくらいで工具の出番は終わります。田舎の古民家が違うのは、次の3点です。
- 業者さんがすぐ来ない。小さな修繕を1件ずつ頼むと日程が先になります。自分で直せる範囲が広いほど、暮らしが止まりません。
- 既製品が寸法に合わない。柱の間隔・鴨居の高さ・床の傾きが標準寸法ではないので、既製品が「入らない」ことが頻繁にあります。作るしかない場面が定期的に来ます。
- 量が多い。床板、フェンス、棚。1枚なら手作業で済みますが、10枚になると道具の差がそのまま作業時間の差になります。
古民家に住むといくらかかるのか、修繕費をどう見ておくべきかは、初期費用と生活費の記事に実額でまとめています。買う前に読んでおくと、工具にいくら回せるかの目安が立ちます。
1台目:インパクトドライバー(これだけは最初に買う)

インパクトドライバーは、回転に加えて打撃(インパクト)が入ることで、硬い木にも長いネジをねじ込める工具です。DIYで出番がいちばん多いのは間違いなくこれです。
14.4Vではなく18Vを選んだ理由(私の買い替え)
私は最初に14.4Vのモデルを買い、古材にネジが途中で止まってしまうことがあって18Vに買い替えました。古民家の柱や梁は乾いて硬くなっていて、新品の柔らかい木材とは手応えが違います。作業効率は体感で段違いでした。ここは私の実際の失敗なので、はっきり書いておきます。最初から18Vを買っていれば、1台分の出費が減っていました。
数字の話を1つだけ補足すると、電圧はパワーだけでなく同じバッテリーを他の工具に使い回せるかという話にも直結します。18Vのラインアップは各メーカーでいちばん厚いので、2台目・3台目に進んだときに困りません。
選ぶときに見るのはここだけ
- 電圧は18V。14.4Vは軽くて扱いやすい反面、硬い古材で止まります。
- バッテリーが付属するか。本体だけの「本体のみ」モデルが安く見えますが、バッテリーと充電器を別で買うと総額は上がります。初めての1台は、バッテリー2個と充電器が入ったセットが無駄がありません。
- メーカーを決めて、そこから動かさない。マキタ・ハイコーキ(旧日立工機)・京セラ(旧リョービ)などが定番です。私はマキタの18Vで揃えています。バッテリーが共通なので、2台目以降を「本体のみ」で買えます。
- ビットは別で用意する。本体にプラスビットが1本付いてくることが多いですが、長さの違うものが数本あると作業が楽です。
初心者がやりがちな失敗(私がやりました)
力任せに押し付けると、ネジの頭の溝がつぶれます。いわゆる「ネジをなめる」状態で、こうなると外すのも留めるのもできなくなります。コツは体重をかけるのではなく、真っすぐ当てて回転に任せること。もうひとつ、硬い古材では必ず下穴を開ける。下穴を省略して木を割ったことが何度もあります。せっかく切った板が割れると、そこでその日の作業が終わります。
👉 マキタ 18V インパクトドライバー
2台目:丸ノコ(切る本数が2桁になったら買う)
丸ノコは、円形の刃が高速で回って木材を切る工具です。直線を切る速さと正確さは手ノコと比較になりません。ただしいちばん怖い工具でもあるので、買う前に読んでほしいことを先に書きます。
キックバックが本当に怖い
材料が動いたり、刃が挟まったりすると、刃が材料を跳ね返して本体が手元に飛んできます。これがキックバックです。私は初めて使った日に、短い端材を手で押さえたまま切ろうとして材料が跳ねました。怪我はしませんでしたが、しばらく手が震えました。それ以降、材料は必ずクランプで固定するのを一度も破っていません。手で押さえる作業は、やらないと決めておくのが安全です。
選び方と、一緒に買うべきもの
- 刃の直径は165mm。DIYで扱う厚さの木材ならこれで足ります。125mm前後の小型は軽い反面、切れる厚みが浅くなります。
- 安全装置を確認する。電子ブレーキ(スイッチを離すと刃がすぐ止まる)があるモデルは、初心者には安心材料になります。
- ガイド定規を必ず一緒に買う。これが本題です。丸ノコをフリーハンドで真っすぐ切れる人はいません。長いガイド定規に沿わせるだけで、仕上がりが見違えます。本体だけ買ってガイドを後回しにしたせいで、私の最初の棚板は切り口が斜めです。
- 充電式かコード式か。屋外や電源の無い部屋で作業するなら充電式。据え置きで長時間切るならコード式のほうが力が安定します。私は庭と縁側で作業するので充電式です。
👉 マキタ 充電式丸ノコ 165mm
なお、ホームセンターのカットサービスを使えば丸ノコを買わずに済む場面もあります。板を買った店で希望寸法に切ってもらう方法です。直線カットが数本で、寸法が事前に決まっているなら、こちらのほうが安全で速いです。私も最初の半年はこれで足りていました。丸ノコが必要になるのは、現場で寸法を合わせながら切る作業が出てきたときです。
3台目以降:ドリルドライバー・ジグソー・サンダー
ここから先は「必要になってから」で構いません。ただし代わりが無い作業があるので、自分の作りたいものと照らし合わせてください。
ドリルドライバー(繊細な作業と、穴あけ)
打撃が入らないので、締める力を細かく調整できます。小さなネジ、薄い板、割れやすい材料はこちらのほうが向いています。私がいちばん助かったのは、デスクの配線用に細い穴を何か所も開けたときです。インパクトドライバーでも穴は開きますが、打撃が入るので位置がわずかにずれます。
どちらを先に買うか迷うなら、答えはインパクトドライバーです。汎用性が段違いなので、まずそちらを買って、繊細な作業が増えてきたら足すのが無駄がありません。
👉 マキタ 充電式ドリルドライバー 18V
ジグソー(板の真ん中をくり抜ける唯一の工具)
細いブレードが上下に動いて切る工具で、曲線が切れます。そして重要なのは、板の途中から切り始められる点です。丸ノコは端から端までしか切れません。
我が家でジグソーが必要になったのは、脱走防止の柵に猫だけが通れる開口を作ったときと、棚板に猫の通り穴を開けたときです。ドリルで穴を1つ開け、そこにブレードを差し込んで角を丸く切り抜きました。この作業は他の工具では代わりがききません。猫の通り道を作る予定があるなら、ジグソーは早めに来ます。
使うときの注意は、丸ノコと同じく材料の固定と保護メガネ。細いブレードは無理な力で折れます。曲線は焦らず、本体を送る速さを刃に任せるのがコツです。
👉 マキタ 充電式ジグソー 18V
サンダー(猫が触る面があるなら要る)
紙やすりを機械で動かして研磨する工具です。オービタルサンダー(四角いパッドが細かく振動する方式)が入門向けで、より均一に仕上げたいならランダムサンダー(円形パッドが回転+偏心運動する方式)になります。
正直に言うと、棚や薪置きだけなら無くても困りません。私がサンダーを買ったのは猫が乗る棚板と、爪とぎ用の柱を作ったときです。ささくれが残っていると、猫が毛に引っかけたり、私が手を刺したりします。手で紙やすりをかけると腕が死にます(実体験です)。
もうひとつ重要なのが集塵。研磨は粉塵が大量に出ます。集塵パックや掃除機をつなげるタイプにしないと、部屋が白くなります。猫がいる家では、粉塵が舞う作業をする部屋は必ず分けて、作業後に掃除機をかけるまで猫を入れないようにしています。
👉 マキタ 充電式オービタルサンダー
電動工具より先に効く「基本ツール」(ここを軽視すると仕上がりが崩れます)
電動工具が攻めの道具なら、基本ツールは土台です。古民家では特に測定系が効きます。床も壁も傾いているので、「まっすぐだと思って作ったら傾いていた」が普通に起きます。
| 分類 | 道具 | 古民家でのはたらき | 優先度 |
|---|---|---|---|
| 測定 | コンベックス(メジャー) | 5m以上あると柱の間隔・部屋の幅を一人で測れます | 最優先 |
| 測定 | サシガネ(差し金) | 直角を出す。現場で当てて切る線を引く | 最優先 |
| 測定 | 水平器 | 床が傾いている前提で棚を水平に付けるため。気泡式で十分 | 最優先 |
| 固定 | クランプ(2本以上) | 丸ノコ・ジグソーを使うなら安全装備そのもの | 最優先 |
| 固定 | バイス(万力) | 小物を挟んで両手を空ける。作業台に付けて使う | あとで |
| 打つ | 金槌 | 古い釘を抜く・部材を叩いて入れる。古民家では抜く出番が多い | 高い |
| 切る | カッターナイフ | 断熱シート・壁紙・養生の切り出し | 高い |
| つかむ | ニッパー・ペンチ | 網の加工、古い釘の頭をつかんで抜く | ふつう |
測る・印を付ける
コンベックスは5m以上を選んでください。理由は、古民家の部屋は一人で測ると3mでは足りないことが多いからです。先端のツメが引っかけやすいもの、テープが自立して伸びるものが使いやすいです。
サシガネは直角を出すための道具で、地味ですが仕上がりに直結します。丸ノコで切る線は、目分量ではなくサシガネで引く。これだけで切り口の精度が変わります。水平器は、古民家では「疑うための道具」です。棚を付けて「なんか傾いてる?」と思ったら当ててみると、だいたい床が傾いています。デジタル式もありますが、最初は気泡管の安いもので十分です。
👉 タジマ コンベックス Gロックプラス 25mm幅 5.5m
固定する(クランプは安全装備です)
クランプは「あると便利」ではなく、丸ノコやジグソーを使うなら必須の安全装備です。材料が動くと刃が挟まり、キックバックが起きます。片手で押さえながら切るのは、慣れた人でもやらない作業です。最低2本、できれば4本。接着剤で貼り合わせるときの圧着にも使えます。
バイス(万力)は作業台に固定して小物を挟む道具です。ヤスリがけや細かい穴あけで両手を使いたいときに効きます。こちらは後回しでも困りません。
👉 ベッセイ Fクランプ ワンタッチ開閉
叩く・切る・つかむ
古民家DIYで金槌がいちばん活躍するのは、打つときではなく抜くときです。前の住人が打った釘が、板をはがすたびに出てきます。釘抜きが付いたものか、バールを併せて用意すると作業が止まりません。
カッターナイフは、断熱材・シート・養生テープの切り出しで毎回使います。刃を折って交換できるタイプにして、切れ味が落ちたらすぐ折るのがコツです。切れない刃で無理に押すと手元が滑って危険です。
👉 土牛 ステンレス金槌 21mm
安全と作業環境(工具本体より先に買ってよい)

保護具は「最初の1台」と同時に買う
- 保護メガネ。木屑は必ず飛びます。丸ノコとサンダーは、飛ぶのが前提の工具です。眼鏡の上から掛けられるタイプがあります。
- 防塵マスク。古民家は木屑だけでなく、古い土壁の粉やホコリが舞います。私は床下や天井裏に手を入れる作業では必ず着けます。
- 作業用手袋。ささくれとトゲから手を守り、滑り止めにもなります。ただし回転する刃の工具では、手袋が巻き込まれる危険があるので、丸ノコを使うときの手袋の扱いは取扱説明書に従ってください。
👉 保護メガネ 防曇 耐衝撃 クリアレンズ
田舎ならではの盲点:屋外の電源
田舎の家は敷地が広く、庭の奥や畑の隅にコンセントがありません。充電式の工具を選ぶ理由のひとつはここです。それでもコード式の道具(高圧洗浄機や研磨機など)を屋外で使う場面は出てくるので、防雨型の長い延長コードが1本あると作業できる範囲が一気に広がります。私は20mのものを使っています。屋外は濡れるので、必ず屋外用・防雨型を選んでください。
👉 屋外用 防雨型 延長コード 20m
猫がいる家で電動工具を使うときに決めていること
これは一般的な工具記事にはまず書かれていない話です。猫と暮らしながらDIYをすると、次の問題が起きます。
- 木屑と粉塵を猫が踏み、毛づくろいで口に入る。作業する部屋は襖や戸で区切り、掃除機をかけ終わるまで猫を入れません。
- ネジやビットを飲む危険。小物は必ず容器に入れ、床に直置きしません。きなこは光るものを転がすのが好きなので、これは徹底しています。
- 音に驚いて走る。丸ノコやサンダーを回す前に、猫がどこにいるか確認します。驚いて開いた戸から飛び出すと、それは脱走です。
- 作業中の材料の上に乗ってくる。切る前の板の上にあんこが座り込むのは日常です。切る直前に材料を確認するのは、安全確認として毎回やっています。
猫と暮らす家のDIYそのものは、リノベーションの記事に手順ごとまとめています。
買い方の判断:充電式かコード式か、新品か中古かレンタルか
ここは金額に直接効くところなので、迷いどころを表で整理します。
| 買い方 | 向いている人 | 利点 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 充電式(新品・セット) | 庭や電源の無い部屋で作業する人。古民家はほぼこれ | どこでも使える。コードに足を引っかけない | バッテリーと充電器で総額が上がる。メーカーを跨ぐと共用できない |
| コード式(新品) | 作業場所が決まっていて、長時間まとめて作業する人 | 同クラスなら価格が抑えられ、力が落ちない | 延長コードが要る。屋外は防雨型が必須 |
| 中古(フリマ・工具中古店) | 出費を抑えたい人。私も一部の工具は中古です | 型落ちでも性能は十分なものが多い | バッテリーは消耗品。別途購入前提で総額を見る。動作保証を確認する |
| レンタル | 年に数回しか使わない工具。試してから買いたい人 | 保管場所が要らない。使い勝手を確かめられる | 返却期限がある。繰り返すと買うより高くつく |
メーカーを統一する意味(ここだけは最初に決める)
充電式で揃えるなら、最初に選んだメーカーから動かさないのが正解です。同じシリーズならバッテリーを使い回せるので、2台目以降を「本体のみ」で買えます。逆にメーカーを跨ぐと、工具ごとにバッテリーと充電器が増えていきます。置き場所も充電の手間も増えます。私はマキタの18Vで揃えていますが、ハイコーキでも京セラでも、決めて動かさないことが本質です。
中古とレンタルを実際にどう使い分けているか
私は中古も使っています。フリマアプリで状態の良いものを見つけて買った工具が何点かあります。ただしバッテリー付きの中古は、バッテリーの劣化が見えないので、本体のみの中古+バッテリーは新品、という組み合わせにしています。
逆にレンタルで済ませているのが高圧洗浄機です。外壁やブロック塀の掃除に強力ですが、我が家では年に数回しか出番がありません。保管場所も取ります。使う頻度が年に数回で、置き場所を食うものはレンタルという線引きにしています。同じ考えで、庭の作業では買ったほうが安いと判断した道具もあります。充電式の噴霧器はその一例で、レビューを別記事に書きました。
工具が揃ってから作ったもの(どの工具が効いたかを添えて)
順番に足していった結果、いま何が作れるようになったのかも書いておきます。「その工具で何ができるのか」がいちばん分かりやすいと思うので、作ったものごとに使った工具を並べます。
キャットウォークと爪とぎ柱
部屋の壁に沿って棚板とステップを並べ、猫が上を歩けるようにしました。棚板の切り出しに丸ノコ、壁への固定にインパクトドライバー、猫が通り抜ける開口にジグソー、触る面の仕上げにサンダー。結果的に5台すべてが出てきた作業がこれです。逆に言えば、キャットウォークを作りたい人は工具が一通り必要になります。
固定で気をつけたのは、板の上に猫が乗って体重がかかることです。石膏ボードのような壁ではなく柱や下地のある場所を狙って留めました。ここを外すと落ちます。爪とぎ柱は柱に麻縄を巻いて留め、縄の端をしっかり固定してから、表面のけばをサンダーで撫でました。
完成してから、きなことあんこが上を歩いて日向ぼっこするようになりました。私は在宅で長時間同じ部屋にいるので、猫が私の視界の上のほうにいてくれるのは、仕事の集中にも効いています。
床板の部分張り替え
傷んでいた床板を外して張り替えました。ここは丸ノコで寸法を合わせ、インパクトドライバーで大量にネジを留めるという、電動工具の本領が出る作業です。ネジの本数が多い作業は、手回しのドライバーでは物理的に終わりません。
古民家の床は根太(下地の木)の間隔が一定でないことがあるので、張る前に下地の位置を確認して印を付けるのが重要でした。印を付けずに打つと、下地が無い場所に打って板が浮きます。
庭のフェンスと家庭菜園の支柱
隣との境界に目隠しのフェンスを立て、畑に支柱を作りました。庭にコンセントは無いので、充電式にしていて本当に助かった作業です。硬い防腐処理材を丸ノコで切り、インパクトドライバーで組みました。支柱は先端を尖らせるのにジグソー、ロープを通す穴にドリルドライバーを使っています。
庭の作業は、工具よりも先に雑草をどうするかの問題が来ます。そちらは別記事でまとめました。
3年やって分かった「買わなくてよかったもの」と失敗
おすすめだけ並べる記事は役に立たないので、逆側も書きます。
- 最初のセット買いは失敗でした。使う予定が無い工具が箱のまま1年以上眠りました。充電式はバッテリーも一緒に寝ます。必要になったときに買うほうが結果的に安いです。
- 14.4V → 18V の買い替えが余計な出費でした。軽さに惹かれて14.4Vにしたのですが、古材で止まって結局買い替えました。古民家なら最初から18Vです。
- 丸ノコのガイド定規を後回しにしたのが失敗でした。本体だけ先に買って、最初に切った棚板の切り口が斜めです。今も台所の隅で使っています。
- 下穴を省略して板を割りました。何度もやりました。古い硬い木では下穴を開ける。急ぐときこそ守るべき手順です。
- ホームセンターのカットサービスを、もっと早く知るべきでした。寸法が決まっている直線カットは、店で切ってもらうほうが安全で速いです。最初の半年はこれで足りました。
DIYで古民家をどこまで自分で手を入れるか、外注との線引きは、移住準備の段階で考えておくと後が楽です。
はじめての1つ目:脱走防止の柵を作る流れをそのまま書きます
工具の一覧だけ見せられても、実際に何から手を動かすのかは分かりませんよね。私が最初に作った「縁側の脱走防止の柵」を、当日の流れのまま書きます。インパクトドライバー1台+基本ツールだけで終わる範囲です。
手順1:測る(ここで失敗すると全部やり直しです)
最初にやることは買い物ではなく測ることです。柵を付けたい開口の幅を、上・真ん中・下の3か所で測ります。都会の建物なら3か所とも同じ数字になりますが、古民家は同じになりません。私の縁側は上と下で数センチ違いました。ここで「上だけ測って左右対称に作る」と、下側に隙間ができて猫がすり抜けます。
高さも同じように左右で測ります。そして柱のどこにネジを打てるかを確認します。古民家の柱は見た目がきれいでも、内部が痩せていたり、古い釘が残っていたりします。叩いてみて音が軽い場所は避けます。
手順2:材料をホームセンターで買って、その場で切ってもらう
測った寸法をメモして、そのままホームセンターに行きます。初回は丸ノコを買わずに、カットサービスを使ってください。枠になる角材と、縦格子になる細い材を、必要な長さに切ってもらいます。これで丸ノコの出番が消えます。
このときビスも一緒に買います。ビス選びは地味ですが重要で、ここを外すと組んだ柵がぐらつきます。
- 長さは「留める板の厚み+相手に入る分」で決める。薄い板に長すぎるビスを打つと先が飛び出して危険です。猫がいる家では、飛び出したビスは怪我の原因になります。
- 木工用(コーススレッド)を選ぶ。木にねじ込む前提で山が切られているので、木割れが起きにくくなります。
- 屋外に使うならステンレスなど錆びにくいもの。縁側のように雨が吹き込む場所は、普通のビスだと錆が出て、木に錆の跡が残ります。私は一度これで見た目を汚しました。
- 本数は必要数の倍を買う。落として行方不明になります。猫がどこかへ転がしていくこともあります。足りなくなって作業が止まるより、余るほうがましです。
手順3:床に並べて枠を組む
切ってもらった材料を床に並べ、サシガネで直角を確認しながら枠を組みます。ここでクランプで仮に留めてからビスを打つと、ずれません。クランプが無いと、片手で押さえながら打つことになり、必ず斜めに入ります。
硬い材料なら下穴を開けてからビスを打ちます。インパクトドライバーのビットを、細いドリルビットに替えて浅く穴を開けるだけです。この一手間で木割れがほぼ無くなります。私は最初、これを面倒がって何枚も割りました。
手順4:現場に当てて、合わないところを削る
組んだ枠を開口に当てます。ここでほぼ確実に「片側が当たる」「下に隙間が出る」のどちらかが起きます。古民家なので当然です。この段階での正解は、設計をやり直すことではなく、当たるところを少しずつ削る・隙間には細い材を足すという現場合わせです。
水平器をあてて、柵が傾いていないか見ます。床が傾いているので、床に合わせて作ると柵が傾きます。床ではなく水平器を信じてください。
手順5:猫に試験してもらう
最後の工程がこれです。設置したら、必ず猫を連れてきて確認します。私の家ではきなこが真っ先に来て、下の隙間に顔を入れました。猫は人間が「ここは通れないだろう」と思った場所を必ず試します。顔が入る隙間は体も入ると考えて塞いだほうが安全です。
そしてささくれを手で触って確認します。猫が体をこすりつける高さは特に念入りに。ここで引っかかるようなら、紙やすりで撫でるか、サンダーの出番になります。サンダーを買う理由が生まれるのはこの瞬間です。
この一連の作業で使ったのは、インパクトドライバー・メジャー・サシガネ・水平器・クランプ・紙やすり・保護メガネだけです。電動工具は1台。これが「最初の1台で十分」と言い切れる理由です。
田舎で工具を買う・置く・使うときの現実的な話
ホームセンターが近くにない前提で考える
田舎暮らしの落とし穴がここです。思い立ってすぐ買いに行けません。我が家からホームセンターまでは車で出る距離で、思いついた日に往復すると、それだけで午前が終わります。ビスが足りない、ビットを折った、というだけで作業日が1日飛びます。
だから私は、消耗品はまとめて在庫するようにしました。ビス、ドリルビット、紙やすり、カッターの替刃。どれも単価が低く、切れたり折れたり無くなったりするものです。逆に本体(電動工具)は現物を見て選びたい派だったのですが、田舎では品揃えが限られるので、本体は通販、消耗品は近場でまとめ買いという形に落ち着きました。通販は配送が都市部より遅れることがあるので、使う予定日の余裕を見て注文しています。
作業する場所をどこにするか
都会の家と違って場所はあります。ですが古民家の場合、室内で切る・削るのは避けたほうがいいです。理由は掃除ではなく猫です。粉塵が畳や板の隙間に入ると、完全には取り切れません。
私は切る作業と削る作業は縁側か庭でやり、組む作業(ビスを打つだけ)を室内でやっています。作業台は最初は地面に直置きでしたが、腰をやった経験があるので、今は高さのある台を使って屈まないようにしています。DIYで腰を痛めると、本業の在宅作業にそのまま影響します。これは私が身をもって学んだことなので強調しておきます。座り姿勢と作業姿勢は、フリーランスにとって収入に直結します。
充電式バッテリーは冬の田舎で弱ります
これは意外に書かれていない話です。寒い場所に置いたバッテリーは、体感で持ちが落ちます。我が家の物置は冬にかなり冷えるので、冬場は室内に置くようにしました。それと、充電したまま何か月も放置すると劣化していきます。作業の予定が無い時期は、私は満充電のまま放置しない運用にしています。
もうひとつ、バッテリーは2個持っているほうが作業が止まりません。1個で作業していると、切れた時点でそこで終わりです。初めての1台をセットで買うときは、バッテリー2個入りを選ぶ価値があります。
工具の保管(湿気とサビ)
古民家は湿気ます。梅雨の時期に物置へ入れておいた金属の道具に、うっすら錆が出たことがあります。ケースに入れて、除湿剤を一緒に入れるだけで違いました。刃物系(丸ノコの刃・カッター・ノコギリ)は特に錆が切れ味に直結します。湿気対策そのものは、除湿機と換気の記事にまとめています。
よくある質問(FAQ)
Q. 結局、最初の1台はインパクトドライバーでいいのですか?
A. はい。古民家で3年やった実感として、作業の大半が「ネジを締める」と「下穴を開ける」です。1台だけ買うならインパクトドライバー、それも18Vです。
Q. インパクトドライバーとドリルドライバー、どちらを先に買うべきですか?
A. インパクトドライバーが先です。打撃が入るので硬い古材にも長いネジが入ります。細いネジや薄い板を扱う作業が増えてきたら、ドリルドライバーを足してください。
Q. 丸ノコは初心者には危なくないですか?
A. 危ない工具です。ただし「材料をクランプで固定する」「保護メガネを着ける」「ガイド定規に沿わせる」を守れば、必要以上に怖がる道具ではありません。逆に、手で押さえて切る使い方はしないでください。私は最初にそれをやって材料が跳ねました。
Q. 丸ノコを買わずに済ませる方法はありますか?
A. あります。ホームセンターのカットサービスで希望寸法に切ってもらう方法です。寸法が事前に決まっている直線カットなら、こちらのほうが安全で速いです。現場で合わせながら切る作業が出てきたときに買えば十分です。
Q. メーカーはマキタでなければ駄目ですか?
A. いいえ。ハイコーキでも京セラでも構いません。大事なのは途中でメーカーを変えないことです。同じシリーズならバッテリーを共用でき、2台目以降を本体のみで買えます。
Q. 中古の電動工具は買っても大丈夫ですか?
A. 本体は中古でも十分使えるものが多いです。ただしバッテリーは消耗品なので劣化具合が読めません。私は「本体のみ中古+バッテリーは新品」にしています。動作保証の有無は必ず確認してください。
Q. 全部揃えるといくらかかりますか?
A. 機種と時期で変わるので金額は書きません。ここでお伝えできるのは、最初から全部揃えなくてよいということです。インパクトドライバーと保護メガネ、クランプ、メジャー、サシガネ、水平器。この組み合わせで、棚と柵は作れます。価格はリンク先で確かめてください。
Q. 猫がいる家で電動工具を使っても平気ですか?
A. 部屋を区切って、掃除が終わるまで猫を入れない運用にすれば大丈夫です。木屑・粉塵・ネジの誤飲がいちばんの心配なので、小物は床に置かず容器に入れてください。音に驚いた猫が飛び出すと脱走につながるので、工具を回す前に猫の居場所を確認しています。
Q. ビットや刃などの消耗品は、最初にどれくらい買えばいいですか?
A. プラスビットは長さの違うものが2〜3本、木工用のドリルビットは細い径のものを数本あれば、棚と柵は作れます。田舎はすぐ買いに行けないので、消耗品はまとめて在庫するほうが作業日を無駄にしません。ビスも必要数の倍を買っておくと安心です。
Q. 作業音は近所に迷惑になりませんか?
A. 田舎は家の間隔が広いとはいえ、丸ノコやサンダーの音はよく響きます。私は朝早い時間と夜は屋外の作業をしません。長く続く工事のような作業をするときは、先にご近所へ一声かけています。田舎では、この一声のあるなしで後の関係が変わります。近所づきあいの話は地方移住後のリアルな人間関係構築術にまとめました。
Q. 電動工具を買う前に、これだけは確認しておくことはありますか?
A. 2つあります。1つ目は置き場所。充電式一式はそれなりに場所を取り、湿気る場所に置くと錆びます。2つ目は作業する場所と高さ。地面に直置きで屈んで作業すると腰が来ます。私は実際に腰を痛めてから、屈まない高さの台を使うようにしました。
Q. 賃貸やマンションでも同じ工具でいいですか?
A. この記事は「古民家に住んでいて、自分で直す前提」で書いています。賃貸で原状回復が必要なら、切って組むDIYより、貼る・詰める・突っ張るで済ませる方向のほうが向いています。断熱やすきま風の記事に、工具を使わない方法をまとめています。
まとめ:迷ったらインパクトドライバー1台から
最後に、この記事の要点をもう一度整理します。
- 最初に買うのはインパクトドライバー(18V)1台。作業の体感8割がこれで進みます。
- 2台目は丸ノコ。切る本数が2桁になった時点で、手ノコでは終わりません。ガイド定規とクランプを同時に買ってください。
- 3台目以降(ドリルドライバー・ジグソー・サンダー)は、用途が来てから。ジグソーは「板の真ん中をくり抜く」作業の代わりが無いので、猫の通り穴を作る予定があるなら早めに来ます。
- 測定系(メジャー・サシガネ・水平器)とクランプは電動工具と同時に。古民家は床も壁も傾いているので、測る道具が仕上がりを決めます。
- 保護メガネは1台目と同じ日に買う。木屑は必ず飛びます。
- メーカーは決めて動かさない。バッテリーの共用が、2台目以降の出費を下げます。
私がこの古民家で暮らし始めて、3年になります。最初は手ノコと金槌だけで作業して、腕がパンパンになって、進捗はカタツムリでした。きなことあんこに「まだかニャー」という顔で見上げられて、情けない気持ちになったのを覚えています。
変わったきっかけは、工具をたくさん買ったことではありません。直したい場所を1つ決めて、それに必要な工具だけを買ったことです。脱走防止の柵を作るためにインパクトドライバーを買い、窓の内側の枠を作るために丸ノコを買い、猫の通り穴を開けるためにジグソーを買いました。買った順番がそのまま、この記事の順番です。
在宅フリーランスエンジニアとして、私は「先に全部揃える」より「必要になった分だけ足す」ほうが結果が出ることを仕事でも実感しています。DIYも同じでした。今日はまず、直したい場所を1つ決めてみてください。工具はそのあと決まります。

