#PR 本記事は広告(Amazonアソシエイト)を含みます。商品は筆者が古民家で猫2匹と暮らすなかで使用・検討したものです。「使っている」「見送った」は本文で書き分けています。価格や在庫は変動するため、最新の情報はリンク先でご確認ください。
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築古の古民家で、三毛のきなことキジトラのあんこ(どちらも保護猫・成猫)と3年暮らしている在宅フリーランスエンジニアが書いています。家を空けるのは打ち合わせ・買い出し・泊まりの用事など。実際に入れている道具、入れたのに失敗した順番、あえて入れていない道具を分けて書きました。
結論:猫の留守番グッズは「室温 → 見守り → 水 → ごはん → 脱走 → 退屈」の順にそろえる
先に答えを書きます。留守番中の猫を本当に危険にさらすのは、退屈よりも暑さ・寒さと水切れと脱走です。なので、買う順番はおもちゃやベッドより先に「家の状態が見える・動かせる道具」です。
- 室温が見えて、エアコンを動かせるもの(スマート温湿度計+スマートリモコン)
- ペットカメラ(猫の様子と「何も起きていない」ことを確かめる)
- 水飲み場を増やすもの(自動給水器+今ある水皿は残す)
- 自動給餌器(帰りが数時間ずれてもごはんが抜けない)
- 脱走・危険箇所の封鎖(古民家は網戸・引き戸・欄間が穴になる)
- 退屈対策と居場所(知育トイ・キャットタワー・ハンモック)
留守番の長さは、我が家では1泊(24時間程度)までを上限にしています。それを超えるときは、道具で自動化していても誰かに様子を見に来てもらいます。理由と、実際に私が「順番を間違えて失敗した話」は本文で書きます。

こんにちは、「ねこあいす」のゆうです。田舎の古民家で、保護猫のきなこ(三毛・よく寝る)とあんこ(キジトラ・小柄で活発)と暮らしながら、在宅でエンジニアの仕事をしています。
在宅フリーランスなので普段は家にいます。それでも、打ち合わせ、買い出し、役所や病院、ときどき泊まりの用事で家を空ける日はあります。この地域は、ちょっとした買い物でも車で30分以上かかる場所が珍しくありません。「ちょっと出る」が半日になりやすいのが、田舎の留守番の特徴です。
移住したばかりの頃は、外出先で「奥の間、いま何度だろう」「水はまだあるかな」と気になって、カフェで開いたノートPCの作業がまったく進みませんでした。この記事は、その不安を3年かけて1つずつ潰してきた記録です。グッズを並べるだけでなく、どれから買うべきか、古民家だと何がつまずくか、あえて買っていないものは何かまで書きます。
- 猫の留守番グッズ 優先順位の早見表(我が家で使っている/見送ったもの)
- 猫の留守番は何時間まで?我が家が「1泊まで」と決めている理由
- ① 室温を見える化する:スマート温湿度計とスマートリモコン
- ② ペットカメラ:「猫を見る」より「何もなかったと確かめる」道具
- ③ 水:自動給水器は「足す」もの。水皿は捨てない
- ④ ごはん:自動給餌器は「留守番の前に」慣らしておく
- ⑤ 古民家の脱走・危険箇所対策:留守中に塞いでおく場所
- 古民家の冷暖房:留守番中の快適温度を保つ工夫
- 災害への備え:田舎だからこそ念入りに
- ⑥ 退屈させない:知育トイと、猫が自分からいたくなる居場所
- トイレとニオイ:自動猫トイレは「見送った」理由も書きます
- 留守番の前後にやるお手入れ(ブラシ・爪切り)
- 外出前の5分チェックリスト(我が家の実際の手順)
- 帰宅したら確認すること:留守番の結果を次に活かす
- 留守番グッズは在宅の日にも効く:フリーランスの仕事が止まらなくなった
- よくある質問(FAQ)
- まとめ:留守番グッズは「家の状態が見える」ものから
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猫の留守番グッズ 優先順位の早見表(我が家で使っている/見送ったもの)
どれから買うか迷ったときの判断材料です。基準は筆者の家(築古の古民家・猫2匹・在宅フリーランス・外出は半日〜1泊)です。「停電時」の列は、田舎で台風や雷の停電を経験してから足しました。電気で動く道具は、停電するとまとめて止まるからです。
| カテゴリ | 防ぐもの | 優先度 | 我が家の状態 | 停電時 | つまずきやすい点 |
|---|---|---|---|---|---|
| スマート温湿度計+スマートリモコン | 熱中症・冷え | ★★★ | 使っている | 止まる | エアコンを「入れる条件」だけ書いて「切る条件」を書き忘れる |
| ペットカメラ | 異常に気づけないこと | ★★★ | 使っている(1台) | 止まる | 土壁の部屋までWi-Fiが届かないと映らない |
| 自動給水器 | 水切れ・飲水量の低下 | ★★★ | 使っている(1台+陶器の皿3か所) | 止まる(皿で代替) | ポンプの音を嫌う猫がいる。皿は捨てない |
| 自動給餌器 | 帰宅が遅れたときの食事抜け | ★★☆ | 使っている | 電池併用なら動く機種がある | 動作音に慣れるまで時間がかかる。本体とアプリで二重設定しない |
| 網戸・ゲート・隙間ふさぎ | 脱走・危険な場所への侵入 | ★★★ | やっている | 関係なし | 猫は網を破る前に「開ける」ことを覚える |
| 知育トイ・キャットタワー・ハンモック | 退屈・運動不足 | ★★☆ | 使っている | 関係なし | 古民家は床の水平・天井の強さが部屋ごとに違う |
| 自動猫トイレ | トイレの汚れ・ニオイ | ★☆☆ | 見送った(2匹に2台の通常トイレ) | 止まる | 価格が高い。慣れない猫がいる |
| ハーネス | 通院・避難時の逃走 | ★☆☆ | 使っている | 関係なし | 普段から慣らさないと当日は着けられない |
表の一番大事な列は「我が家の状態」です。私は最初、この順番を守らずに自動給餌器を単体で買いました。理由は「面白そうだったから」です。結果、ごはんは出るようになったものの、外出先で「ごはんは出たはずだけど、暑くないだろうか」「ちゃんと食べたのかな」という別の不安が残りました。給餌器は「猫が無事に家にいる」ことを前提にした道具で、家の状態を見せてはくれないからです。いま同じ立場の人に勧めるなら、室温が見える道具 → カメラ → 給水 → 給餌の順です。
予算はいくら?我が家の実額から見た、そろえ方の目安
「全部そろえるといくらかかるのか」もよく聞かれます。我が家で実際に組んだ構成を基準にすると、次のようになります。価格は私が買った・調べた時点の目安で、セールや型番で上下します。
| 予算 | そろえるもの | これで防げること | まだ残る不安 |
|---|---|---|---|
| 約1万円 | スマートリモコン(温湿度センサー内蔵)+ペットカメラ1台 | 外から室温が見えてエアコンを入れられる。猫の様子が見える | 帰りが遅れたときのごはん |
| 約2万円 | 上の2つ+自動給餌器(我が家のものは約8,000円) | 帰宅が数時間ずれても食事が抜けない | 水飲み場が皿だけ |
| 約2.3万円 | 上の3つ+スマートプラグ2個・温湿度計を追加(我が家のスマートホーム構成) | 照明の自動化と、エアコンの無い部屋の温度確認 | 停電時は全部止まる |
| +3,000〜8,000円 | 循環式の自動給水器 | 飲水量を増やす。水がにごりにくい | ポンプ音を嫌う猫がいる(皿は残す) |
ペットカメラは約4,000円の首振り・暗視・双方向通話つきのもので、私には十分でした。最初の1万円で「見える・動かせる」状態を作り、あとから足していくのが、お金の面でもいちばん失敗が少ない順番だと思います。スマートホーム側の詳しい内訳は3万円以下のスマートホーム構成の記事で、機器ごとに書いています。
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猫の留守番は何時間まで?我が家が「1泊まで」と決めている理由
「猫は何日くらい留守番できるのか」は、留守番グッズを探す人が最初に気にすることだと思います。我が家の答えは1泊(24時間程度)までです。水・ごはん・清潔なトイレの3つを確保できていれば、それくらいは大丈夫だと判断しています。
それより長くしない理由は、道具の限界です。自動給餌器と自動給水器があれば、ごはんと水は数日もちます。でも、次の3つは道具では防ぎきれません。
- 停電・通信断:田舎は台風や雷で停電します。停電するとルーターもスマートリモコンもカメラも止まり、エアコンを遠隔で入れることも、様子を見ることもできなくなります。しかも、外から「止まっている」ことにすら気づけません。
- トイレの汚れ:2匹で2台のトイレを使っているので、丸1日を超えると汚れたトイレを嫌がって我慢しないかが気になります。
- 体調の急変:カメラで異変に気づけても、家に駆けつける人がいなければ何もできません。
なので、半日〜1泊の外出は道具で乗り切り、それを超えるときは誰かに見に来てもらう、と線を引いています。夏場は、時間よりも先に室温のほうが問題になります。朝は涼しかった部屋が、昼過ぎに日が回って一気に暑くなるからです。
外出の長さ別:最低限そろえたい組み合わせ
外出の長さで、必要な道具は変わります。我が家の外出パターンに当てはめると、こう考えています。
| 外出の長さ | 我が家でよくある用事 | 最低限そろえたいもの | 外出前に足すこと |
|---|---|---|---|
| 2〜3時間 | 近所の買い物、郵便局 | 水皿を複数・戸締まり | 夏は出かける前にエアコンを入れておく |
| 半日(4〜8時間) | 打ち合わせ、町まで車で買い出し、通院 | 温湿度計+スマートリモコン、ペットカメラ、水皿+給水器 | カメラが外から映るか確認。トイレ掃除 |
| 1泊(〜24時間) | 泊まりがけの用事 | 上記すべて+自動給餌器(慣らし済み) | 給餌器の残量と時刻。電気のいらない逃げ場 |
| 2泊以上 | — | 道具に加えて、人に来てもらう | 鍵の受け渡し、猫の性格と緊急連絡先のメモ |
田舎で困るのは、半日の外出が「予定外に延びやすい」ことです。町の用事が長引いたり、帰り道で通行止めにあったりすると、帰宅が数時間ずれます。半日の外出でも、帰りが夜になる前提で水とごはんを用意しておくと、慌てずにすみます。次の章から、優先度の高い順に道具を見ていきます。
① 室温を見える化する:スマート温湿度計とスマートリモコン

留守番中の猫の安全で、いちばん命に関わるのが温度です。夏の熱中症と冬の冷えは、どちらも猫が自分ではどうにもできません。古民家は新しい住宅に比べて断熱が弱く、夏は熱がこもり、冬は底冷えします。しかも部屋ごとの温度差が大きい。エアコンのある部屋だけが快適で、廊下や納戸は外とほとんど同じ温度です。
我が家の場合、猫のいる場所そのものが季節で動きます。寒い日、きなこは押し入れに潜り、あんこは日の当たる縁側に移動します。「家の温度」ではなく「猫がいる部屋の温度」を知る必要がある、というのが古民家ならではの難しさでした。
スマート温湿度計の選び方と、我が家の設定
- 外出先から室温と湿度が見える
スマホのアプリで、いまの室温と湿度を確認できることが最低条件です。これだけで、外出先の「いま何度だろう」という不安がかなり減りました。 - しきい値を超えたら通知が来る
我が家では「室温が32℃を超えたら通知」を、いちばん優先度の高い通知にしています。それ以外の通知を増やしすぎると、慣れて見なくなるからです。 - スマートリモコンと組み合わせてエアコンを動かす
スマートリモコンと連携すると、室温を条件にエアコンを自動で入れられます。我が家の自動化は「室温30℃以上で冷房+サーキュレーターON」「室温15℃以下で暖房ON」です。あくまで上がりすぎたときの保険としての引き金で、エアコンの設定温度そのものはもっと低めにしています。 - 記録が残る
過去の温湿度が残ると、「晴れた日の昼過ぎに何度まで上がるか」が分かります。外出の時間帯を決めるときの判断材料にもなりました。 - 猫のいる部屋ごとに置く
古民家は部屋ごとに温度が違うので、温湿度計は猫が長くいる部屋に置きます。直射日光やエアコンの風が当たる場所は避けます。
自動化で私がつまずいたこと
最初に作った「30℃以上で冷房ON」には、切る条件を書いていませんでした。その結果、夕方に涼しくなってもエアコンは一日中動き続けました。猫には害がありませんが、電気代には害がありました。入れる条件を書いたら、切る条件も必ず書く。これは仕事のプログラムと同じでした。
もう1つは、停電すると自動化は静かに全部止まることです。エラーも出なければ通知も来ません。だから夏の外出前は、電気を使わない逃げ場(北側の土間、陶器やアルミのひんやりプレート、凍らせたペットボトルをタオルで巻いたもの)も必ず用意しています。詳しい構成と設定は猫飼いフリーランスのスマートホーム構成に、夏の対策は猫の暑さ対策グッズに書いています。
👉 スマート温湿度計(Wi-Fi対応・通知機能)
② ペットカメラ:「猫を見る」より「何もなかったと確かめる」道具
温度の次に入れたのがペットカメラです。使ってみて分かったのは、カメラの価値は猫のかわいい姿を見ることより、「何も起きていない」と確かめられることにある、という点でした。外出中にアプリを開き、きなこが座布団で寝ているのを見るだけで、残りの用事に集中できます。
我が家のカメラは1台です。首振りができるので、1台で猫部屋と縁側の両方を見ています。部屋数の多い家なら複数台という選択肢もありますが、まずは猫が一番長くいる部屋に1台置き、足りないと感じてから増やすほうが失敗しません。
ペットカメラ選びのポイント
- 首振り(パン・チルト)と広い画角
古民家の広い部屋は、固定カメラだと死角だらけになります。スマホからカメラの向きを動かせると、猫がどこで寝ているか探せます。 - 暗視機能(ナイトビジョン)
猫は夜も動きます。日が暮れてからの外出や、泊まりの夜に様子を見るなら必須です。 - 双方向音声
外出先から声をかけられ、猫の鳴き声も聞こえます。呼びかけるとカメラのほうを向くことがあり、こちらの気持ちが落ち着きます。 - 動体・音声検知の通知(感度を調整できること)
最初は猫が通るたびに通知が来て、すぐに通知を見なくなりました。いまは感度を下げ、猫の通り道を検知範囲から外しています。通知は少ないほど、来たときに見ます。 - 録画
通知にすぐ気づけなくても、あとで見返せます。外出を検知したら録画を始める設定にしています。
古民家でカメラを置くときの注意
1つめはWi-Fiです。土壁と太い柱は電波を吸うので、離れた部屋のカメラは頻繁に切れました。これはカメラを買い替えても直りません。私はメッシュWi-Fiに替えて解決しました(古民家のメッシュWi-Fi導入記)。カメラを買う前に、置きたい部屋でスマホの電波が十分か確かめてください。
2つめは置く高さです。猫の目線の高さに置いたら、あんこが数日で鼻で押して向きを変えてしまいました。いまは猫が乗れない棚の上、少し見下ろす位置に置いています。
👉 ネットワークカメラ(ペット見守り・首振り・双方向音声・夜間撮影)
③ 水:自動給水器は「足す」もの。水皿は捨てない
ごはんより先に水です。猫はもともとあまり水を飲まない動物で、飲む量が少ないと泌尿器のトラブルにつながりやすいと言われています。ごはんは数時間ずれても大きな問題になりにくいですが、水は留守番中に切らすわけにいきません。
以前は置き型の皿だけでしたが、すぐにホコリや猫の毛が浮きました。古民家は土間や土壁から細かい砂ぼこりが出るので、水がにごりやすいのも悩みでした。そこで入れたのが循環式の自動給水器です。
ただし、我が家の正解は「給水器1台+陶器の水皿3か所」です。あんこはポンプの音を嫌がって、最初の数日まったく給水器に近寄りませんでした。もし皿を片付けていたら、その数日は水を飲めなかったことになります。給水器を買っても皿は残し、選択肢を足す。目的は水飲み場を増やすことなので、家によっては給水器1台より皿3枚のほうが効くこともあります。
自動給水器の選び方
- 静音性
静かな古民家では、小さなポンプ音でも響きます。音を嫌う猫がいるので、静音をうたうものを選び、設置後しばらくは皿と併用してください。 - 素材と洗いやすさ
プラスチックは安い代わりにヌメりが出やすいです。我が家はステンレス製を使い、水は毎日替え、週に1回は分解してポンプまで洗っています。 - フィルターの交換頻度
製品ごとに違いますが、2〜4週間が目安とされることが多いです。予備を常備しておきます。交換をさぼると、水が汚れたりポンプが詰まったりします。 - 容量
我が家は2リットル前後のものを使っていて、1泊の留守番なら足ります。夏や多頭飼いなら大きめが安心です。 - 電源
ACアダプターが基本です。USB給電のタイプはモバイルバッテリーで一時的に動かせることがあり、停電時の保険になります。ただし停電中は皿が主役、と考えておくほうが確実です。
👉 自動給水器(ステンレス製・静音ポンプ・大容量)
給水器を入れてから、きなこは流れる水に興味を示して、以前より給水器の前に座る回数が増えました。あんこは慣れるまで皿派でしたが、いまは両方を使っています。猫によって反応がまったく違う、というのが実感です。
④ ごはん:自動給餌器は「留守番の前に」慣らしておく
自動給餌器は、設定した時間に設定した量のフードを出してくれる道具です。帰りが数時間ずれても食事が抜けない、という安心があります。ただ、冒頭に書いたとおり、私が最初に買って順番を間違えたのがこれでした。給餌器の価値は、①〜③がそろってから本当に出てきます。
導入して困ったのは、あんこが動作音を警戒して2週間ほど近寄らなかったことです。きなこは初日から平気でした。留守番の日にいきなり本番投入していたら、あんこは丸1日食べなかったかもしれません。給餌器は、家にいる日に何週間か使って慣らしてから、留守番に使ってください。
自動給餌器の選び方
- 回数と時刻の設定が細かくできる
猫は少しずつ何回にも分けて食べるのが自然だと言われます。我が家の給餌器は1日最大6回まで設定できます。朝ごはんを自動にしてから、早朝に起こされなくなったのは思わぬ効果でした。 - Wi-Fi対応でスマホから操作・確認できる
外出先から時刻の変更や手動の給餌ができます。残量が少なくなると通知が来るタイプなら、フード切れも防げます。 - 容量と湿気対策
容量が大きいほど、フードが空気に触れる時間も長くなります。古民家は梅雨から夏の湿気が強いので、密閉性の高いものを選び、乾燥剤を一緒に入れています。湿気で粒が固まって出てこなくなるのが、古民家ならではの失敗パターンです。 - ステンレスなど洗いやすい皿
プラスチックの皿は傷に汚れがたまりやすいので、ステンレスか陶器が安心です。我が家は週に1回、皿を洗っています。 - ACアダプターと乾電池の併用
停電やコンセントが抜けたときでも動く機種があります。田舎では雷での停電もあるので、この二重の備えは安心につながります。 - 声の録音(あれば)
給餌のときに飼い主の声を流せる機種もあります。我が家では「ごはんだよ」と録音して使っています。 - 多頭飼いの早食い対策
早食いの子が他の子の分まで食べてしまう問題があります。マイクロチップで個体を見分ける機種もありますが、我が家は入れていません。食べる場所を離し、カメラで様子を見ています。
私の失敗:同じ時刻を2か所に設定した
給餌器には本体のタイマーがあり、スマートホームのアプリでも時刻を指定できます。両方に朝6時を設定してしまい、朝ごはんが2回出ました。猫たちは大喜びでしたが、設定はどちらか片方にまとめてください。
👉 自動給餌器(Wi-Fi対応・音声録音・ステンレス皿)
⑤ 古民家の脱走・危険箇所対策:留守中に塞いでおく場所

古民家は、新しい住宅に比べて隙間や開口部がとても多い家です。網戸、引き戸、勝手口、欄間、床下の点検口。人が住むぶんには気にならない場所が、猫にとっては全部「出口」か「入ってはいけない場所への入口」になります。
我が家では、移住して2か月目にはもう、きなこが網戸を前足で10cmほど開ける技を覚えていました。網を破るのではなく開けるのです。そして、玄関まわりの対策が甘かった頃に、あんこに2回、庭まで出られています。どちらも人がいるときでしたが、留守中だったらと思うと今でもぞっとします。
留守番の前に必ずやっていること
- 網戸をペット用に張り替え、ロックを付ける
古い網戸は猫の爪で破れます。ペット用の丈夫な網に張り替えたうえで、自分で開けられないようにストッパーを付けました。張り替えてから、きなこが網戸に前足をかける回数ははっきり減りました。 - 玄関に高さのある突っ張りゲート
玄関を開けた瞬間の飛び出しを防ぎます。低いゲートは、あんこに一発で飛び越えられました。高さのあるタイプに替えてからは、玄関でヒヤッとすることがなくなりました。 - 欄間・天袋・床下の点検口を塞ぐ
食器棚の上から欄間へ飛び移るルートをきなこに発見され、夜中に部屋を移動していたことがあります。床下は配線やネズミ捕りがあって危ないので、入念に塞ぎました。 - キッチン・物置にゲート
火や刃物、誤飲しそうな物がある場所は、留守中は閉め切ります。 - 電気コードをまとめる
在宅エンジニアなので、仕事部屋はコードだらけです。噛まれると感電や火災の原因になるので、コードカバーで覆い、届かない位置にまとめています。小さな部品やヘアゴムなど、誤飲しそうな物は箱にしまいます。
場所ごとに「効いた対策」と「お金を出したのに効かなかった対策」は、古民家の猫の脱走防止対策に詳しく書いています。脱走は、留守中に起きると見つけるまでの時間が長くなります。カメラで「猫がどこにいるか」を確認できるようにしておくのも、脱走対策の一部です。
ハーネスは「避難と通院」のために普段から慣らす
留守番そのものには使いませんが、万一のときに猫を連れ出すためにハーネスも用意しています。H型は抜けにくく、通院や避難のときに役立ちます。ただ、いざという日に初めて着せようとしても着けられません。家にいる日に少しずつ慣らしておくのが前提です。
👉 猫用ハーネス H型 脱走防止
古民家の冷暖房:留守番中の快適温度を保つ工夫
①の自動化と重なりますが、古民家ではエアコンだけでは部屋全体が冷えたり暖まったりしにくいので、家側の工夫も合わせています。
- 目安の室温
公益財団法人 日本動物愛護協会は、暑い時期の室内温度を26℃以下に保つよう呼びかけ、快適な室温の目安を25℃・湿度50%前後(個体差あり)としています。我が家の「30℃でON」はあくまで上がりすぎたときの保険で、エアコンを動かすときの設定温度はこの目安に寄せています。 - 日射を止める
古民家でいちばん効いたのは、窓からの日射を止めることでした。すだれや遮熱フィルム、遮光カーテンは、停電しても効き続けます。冬は窓に断熱シートを貼り、すきま風をふさぐだけでも暖房の効きが変わりました。 - サーキュレーターで空気を回す
広い古民家はエアコンの冷気や暖気が届きにくいので、サーキュレーターで空気を動かして温度ムラを減らしています。 - 猫が自分で選べる場所を作る
夏はアルミや大理石のひんやりプレート、冬は毛布やドーム型のベッド。猫が暑ければ涼しい場所へ、寒ければ暖かい場所へ自分で移れるようにしておくのが基本です。きなこは夏、アルミプレートをほぼ占領します。あんこは1年目まったく乗らず、2年目に風の通る土間に置き場所を変えたら使うようになりました。
冬の断熱については古民家の冬の断熱・暖房にまとめています。
災害への備え:田舎だからこそ念入りに
田舎は台風や大雨、地震のあと、インフラの復旧に時間がかかることがあります。在宅で仕事をしている私にとって、猫の防災は自分の仕事を止めないための備えでもあります。
- キャリーを普段から出しておく
しまい込むと、出しただけで猫が隠れます。普段から部屋に置いて、出入りできる場所にしておくと、いざというときに入れやすくなります。 - フードと水の備蓄
最低3日分、できれば1週間分。普段食べているものを多めに買い、古いものから使って補充する形にしています。 - その他の備え
ペットシーツ、簡易トイレ、猫砂、常備薬、食器、タオル、迷子札、マイクロチップ。はぐれたとき、身元を示すものがあるかどうかで再会の可能性が変わります。 - 避難先の確認
自治体が指定するペット同伴の避難先と、そこまでの道を事前に確認しておきます。
留守中に停電したら、道具はどうなるか
田舎に住んで、停電は何度か経験しています。そのたびに思い知るのは、この記事で紹介した道具の多くは電気で動いているということです。留守中に停電すると、次の順に影響が出ます。
- ルーターが止まる:カメラもスマートリモコンも外から操作できなくなります。外からは「何も映らない」ことしか分かりません。
- エアコンが止まり、停電が終わっても自動では戻らないことがある:機種や設定によっては、復電しても電源が切れたままです。夏の留守番では、ここが一番怖いところです。
- 給水器のポンプが止まる:水は残っていても循環しなくなります。だから水皿を残しています。
- 給餌器は電池併用なら動く:ACアダプターと乾電池を併用できる機種を選んだのは、このためです。
なので、我が家の留守番は「電気が止まっても最低限は大丈夫」を前提に組んでいます。具体的には、電気のいらない水皿、夏のひんやりプレートや冬のベッドといった逃げ場、乾電池でも動く給餌器です。そして天気予報で台風や雷が分かっている日は、そもそも長い外出を入れません。在宅フリーランスで予定を動かしやすいのは、この点では大きな利点です。
実際に備えているものの一覧はねこと生き残る防災セットリストに、停電対策は田舎暮らしのポータブル電源に書いています。
⑥ 退屈させない:知育トイと、猫が自分からいたくなる居場所

①〜⑤で安全はかなり確保できます。そのうえで「留守番中の幸せ」を考えるなら、退屈と運動不足の対策です。在宅の日でも、会議やコードに集中している時間は猫と遊べません。外出中はなおさらです。
ただし、留守番中は人の目がありません。なので、ここで選ぶ道具は人がいなくても安全なものに絞っています。紐やゴムのついたおもちゃ、小さな部品が取れるおもちゃは、誤飲や絡まりが怖いので、人がいるときだけ出してしまう、という分け方です。
知育トイ(フードパズル):留守番中の「ひとり遊び」の主役
知育トイは、転がしたり前足でかき出したりするとフードやおやつが出てくるおもちゃです。頭を使うので、短い時間でも満足しやすいのが良いところです。
- 簡単なものから始める
最初から難しいものを出すと、猫はすぐあきらめます。最初は少し手伝って「できた」を経験させると、自分から遊ぶようになります。 - 洗いやすい構造
フードを入れるものなので、分解して洗えるものを選びます。 - 誤飲しない大きさ
留守番中に出すものは特に、部品が取れないか、口に入る大きさでないかを確認します。 - 日替わりで出す・置き場所を変える
同じものを出しっぱなしにすると飽きます。古民家は部屋が多いので、置き場所を変えて「宝探し」にしています。
👉 知育おもちゃ(フードパズル・猫用)
電動で動くねこじゃらしや自動のボールなど、ひとりで遊べる電動おもちゃもあります。動きのパターンが複数あるもの、一定時間で止まるタイマー付きのもの、USB充電のものが使いやすいです。我が家では、外出前と帰宅後に釣り竿タイプのおもちゃで思い切り遊ぶほうを重視しています。出かける前に体を動かしておくと、留守中はほとんど寝て過ごしてくれます。
電動おもちゃを留守中に使うなら、次の点を確認してから選んでください。
- 誤飲・けがの心配がない構造か:外れやすい羽根や紐、小さな部品がないか。人が見ていない時間に動くものは、ここを一番厳しく見ます。
- 自動で止まるタイマーがあるか:動き続けると猫が興奮しすぎたり、逆にすぐ飽きたりします。一定時間で止まり、間隔をあけて動くものが向いています。
- レーザーポインター型は最後に捕まえさせる:光を追うだけで終わると、猫は「捕まえた」という満足が得られません。レーザーは人がいるときに使い、最後におもちゃを捕まえさせて終わるのがよいとされています。
- 充電式か:電池式は交換の手間がかかります。USB充電式だと手間が少ないです。
猫によって好みははっきり分かれます。うちでも、きなこは寝ている時間が長く、あんこは動くものによく反応します。買う前に「うちの子は何を追いかけるか」を観察しておくと、使われないおもちゃが減ります。
キャットタワー:突っ張り型か据え置き型かは「天井と床」で決める
猫は上下の運動が好きで、高い場所から部屋を見下ろすと落ち着きます。留守中に運動不足を減らし、安心して休める場所にもなるのがキャットタワーです。
古民家で選ぶときに迷うのが、天井突っ張り型にするか、据え置き型にするかです。結論は「その部屋の天井と床で決める」です。
- 天井突っ張り型:床の傾きに強く、背の高いタワーでも揺れにくいです。ただし、天井板が薄い部屋や、竿縁天井で突っ張る場所に梁や桟がない部屋では使えません。設置したい場所の天井を、手で押して確かめてから選んでください。
- 据え置き型:天井を選ばないので、どの部屋でも置けます。ただし、古民家は床の水平が出ていないことが多く、土台の小さい安いものはグラつきます。猫は一度揺れたタワーを怖がって使わなくなるので、土台が大きく重いものを選びます。
我が家はリビングの隅、天井の下地がしっかりした場所に天然木の突っ張り型を置いています。設置して5分で猫が登り始め、いまは毎日てっぺんで昼寝をしています。窓際に置くと外を眺められるので、留守中の居場所としても人気です。
👉 キャットタワー(天井突っ張り型・多機能)
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窓用ハンモック:日向ぼっこの定位置になる
窓に吸盤で取り付けるハンモックです。古民家の縁側の窓に取り付けたら、猫たちの定位置になりました。外が見えて日も当たるので、留守中にここで寝ている姿がカメラによく映ります。
選ぶときは耐荷重と吸盤の強さを見ます。安いものは吸盤が外れて猫が驚くことがあるので、耐荷重15kg以上のしっかりしたものを選び、取り付けたあとは自分の手で体重をかけて確かめてください。夏は日が当たりすぎる窓を避けるのも、留守番では大事です。
👉 猫 ハンモック 窓 吸盤 耐荷重15kg
爪とぎ:家具と柱を守るために複数置く
爪とぎは猫の習性なので、やめさせるのではなく、とぐ場所を用意します。古民家の柱や建具は一度傷がつくと直せないので、我が家では部屋ごとに置いています。段ボールのソファ型は、爪とぎとくつろぎ場所を兼ねられ、ボロボロになったら交換するだけなので手軽です。猫は場所を自分で選びたがるので、床置きと壁に立てかけるタイプなど、選択肢を増やすほうが家具でとがれにくくなります。
👉 爪とぎ ソファ型 段ボール 大型 猫
冬のトンネルベッド・ドーム型ベッド:底冷えする古民家の留守番に
古民家の冬は底冷えがきついです。エアコンの暖房を自動で入れていても、停電すれば止まります。電気を使わずに暖かい場所として、中がモコモコのトンネルベッドやドーム型のベッドを置いています。寒い夜は2匹で中に潜り込んで丸まっています。洗濯機で丸洗いできるものを選ぶと、抜け毛の季節も楽です。夏は通気性のよいオープン型に替えています。
👉 猫 トンネルベッド 冬用 あったか 洗える
👉 猫ベッド ドーム型 冬用 あったか
居場所の道具を選ぶ3つのポイント
- 安全性:小さな部品が取れないか。ネジやビスがむき出しになっていないか。留守中に出すものは特に厳しく見る
- 素材:化学物質のにおいが強いものは猫が嫌がる。天然木や段ボールが無難
- 清潔さ:カバーが洗えるか。ホコリがたまりにくい形か
トイレとニオイ:自動猫トイレは「見送った」理由も書きます
留守番中、猫がトイレを我慢しないことも大事です。猫は汚れたトイレを嫌がるので、長い外出ほどトイレの数と清潔さが効いてきます。
我が家は猫2匹に通常のトイレ2台です。よく言われる「頭数+1台」には足りていないので、外出前には必ず両方を掃除し、砂を足してから出ます。トイレの数や砂の交換頻度については、猫砂の交換頻度の記事でメーカー公式の目安を出典つきでまとめています。
自動猫トイレ:便利だが、我が家は見送った
自動猫トイレは、猫が用を足したあとに自動で排泄物を集めてくれる道具です。留守番の長い家には魅力的で、私もかなり迷いました。それでも見送ったのは、次の理由です。
- 価格:1台で、温湿度計・カメラ・給餌器をまとめて買えるくらいの価格帯のものが多く、優先度の高い道具を後回しにすることになる
- 慣れ:給餌器や給水器の音で数日〜2週間警戒したあんこが、動くトイレに慣れるかは分からない。トイレを我慢されるのが一番怖い
- 停電:電気で動くので、停電したときにどうなるかを機種ごとに確認する必要がある
それでも、1泊の外出が多い家や、頭数が多くて掃除が追いつかない家なら、検討する価値はあると思います。選ぶなら、猫が中にいるときに動かない安全センサー、脱臭フィルター、ダストボックスの捨てやすさを確認してください。そして導入するときは、最初は自動清掃を切った状態で置いて慣らし、いままでのトイレも残したまま移行するのが安全です。
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ニオイと抜け毛:空気清浄機と換気
古民家は木や土壁がニオイを吸いやすく、気密が低いぶん家じゅうにニオイが回りやすい家です。トイレの掃除をこまめにすることが一番ですが、そのうえで、ペット向けのフィルターを付けた空気清浄機を猫の通り道の近くに置いています。舞った毛や細かいホコリを拾ってくれるので、抜け毛の季節は特に助かります。
- 置き型の消臭剤を併用:空気清浄機の届かないトイレまわりには、電源のいらない置き型を使っています。猫向けの消臭剤の比較は猫の消臭剤で最強はどれ?に書きました。
- 換気と掃除:晴れた日は窓を開けて空気を入れ替え、床をこまめに掃除します。結局ここが基本です。
- アロマは使わない:猫は嗅覚が敏感で、精油には猫に害のあるものがあります。我が家は留守中はもちろん、普段もほとんど使っていません。使うなら必ず獣医さんに相談してください。
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留守番の前後にやるお手入れ(ブラシ・爪切り)
お手入れは留守番の道具ではありませんが、留守番の前にやっておくと安心が増えます。抜け毛が減れば、留守中に猫が飲み込む毛も、床にたまる毛も減ります。爪を切っておけば、網戸や建具の被害も減ります。
ファーミネーター系のブラシ:換毛期に週1回・数分まで
アンダーコート(下毛)がごっそり取れるブラシです。とてもよく取れる反面、やりすぎると毛が薄くなるので、我が家では週1回・1回数分までと決めています。毎日のケアは別のやさしいブラシで、換毛期の週末だけこれ、という分担です。ブラシの選び方は猫のブラシおすすめ比較に詳しく書いています。
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爪切り(猫壱)
切れ味の悪い爪切りは爪をつぶすように切るので、猫が嫌がります。猫壱の爪切りはステンレスの刃でスパッと切れ、短い時間で終わります。全部を一度に切ろうとせず、寝起きなど落ち着いているときに数本ずつ切るのが、嫌われないコツでした。
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外出前の5分チェックリスト(我が家の実際の手順)
道具をそろえても、確認を忘れると意味がありません。半日以上家を空けるときは、玄関で次の順に確認しています。
| 順番 | 確認すること | 見落とすと起きること |
|---|---|---|
| 1 | アプリで室温と、エアコン自動化がONになっているか | 昼過ぎに室温が上がっても誰もエアコンを入れられない |
| 2 | カメラが映るか(スマホをモバイル回線に切り替えて見る) | 家のWi-Fi経由でしか見られない設定に気づかない |
| 3 | 給水器の水量と、水皿3か所の水 | 給水器を嫌がる日や停電の日に水が無い |
| 4 | 給餌器のフード残量と時刻設定 | フード切れ、または二重設定で出すぎる |
| 5 | トイレ2台を掃除して砂を足す | 汚れたトイレを嫌がって我慢する |
| 6 | 網戸のロック・玄関ゲート・キッチンのゲート | 脱走、危険な場所への侵入 |
| 7 | 夏は電気のいらない逃げ場(ひんやりプレート等)、冬は毛布とベッド | 停電したときに逃げ場が無い |
2番の「モバイル回線で見る」は、一度家のWi-Fiにつないだまま確認して「映っている」と安心し、外に出たら見られなかったことがあって足しました。外からの見え方は、外と同じ条件で確かめるのが確実です。
帰宅したら確認すること:留守番の結果を次に活かす
留守番は、出かける前の準備と同じくらい、帰ってからの確認が大事です。次の外出をもっと安心にするための材料が、帰宅直後にいちばん多く残っています。
- ごはんの食べ残し:給餌器のトレーに残りがあれば、食欲が落ちていたか、動作音を嫌がったか、出る時刻が合っていなかったかのどれかです。続くようなら設定か置き場所を見直します。
- 水の減り方:給水器と皿のどちらが減っているかで、その日の猫の好みが分かります。普段より極端に減っている、または減っていないときは、体調の変化を疑うきっかけにもなります。
- トイレの状態:量や回数、色がいつもと違わないか。2台のどちらを使ったか。留守番中の体調は、トイレにいちばん正直に出ます。いつもと違えば獣医さんに相談します。
- 温湿度の記録:アプリの記録で、何時ごろ何度まで上がったか(下がったか)を見ます。エアコンの自動化が動いた時刻も分かるので、しきい値を見直す材料になります。
- カメラの録画:通知が来ていた時間帯だけ見返します。網戸の前に長くいた、ゲートの前をうろうろしていた、といった様子は、次の脱走対策のヒントになります。
この確認を何回か続けると、「うちの猫はこの道具を使う・使わない」「この時間帯にこの部屋が暑くなる」が見えてきます。留守番グッズは、買ったら終わりではなく、記録を見て設定を直していくものだと考えています。
留守番グッズは在宅の日にも効く:フリーランスの仕事が止まらなくなった
この記事の道具は「留守番のため」に入れたものですが、在宅フリーランスの私には、家にいる日にも効いています。
- 朝ごはんを給餌器に任せたら、早朝に起こされなくなった:朝のごはんの催促で起こされることがなくなり、私もゆっくり眠れるようになりました。
- 「ちゃんと食べたかな」という気がかりが減った:仕事に集中している間も、ごはんと水が決まった時刻に出ている安心があります。漠然とした不安が減ったぶん、作業に集中できる時間が増えました。
- 離れた部屋の室温がPCの横で見える:仕事部屋にいながら、猫のいる奥の間の温度が分かります。夏の午後、わざわざ見に行く回数が減りました。
フリーランスは、仕事の中断がそのまま収入に響きます。猫が安全に過ごせる仕組みを作ることは、結果的に自分の仕事の時間を守ることにもなりました。猫と暮らしながら在宅で働く人ほど、留守番グッズの元は取りやすいと感じています。
よくある質問(FAQ)
Q. 猫を留守番させられるのは何時間までですか?
A. 我が家では、水とごはん、清潔なトイレが確保できていれば1泊(24時間程度)を上限にしています。それを超える場合は、自動化していても誰かに様子を見に来てもらいます。停電や体調の急変は道具では防げないためです。夏場は時間より先に室温が問題になります。
Q. 留守番グッズは何から買えばいいですか?
A. 室温が見えてエアコンを動かせるもの(スマート温湿度計+スマートリモコン)、ペットカメラ、自動給水器、自動給餌器の順をおすすめします。私は自動給餌器を最初に買って、「ごはんは出たけれど暑くないか」という不安が残る失敗をしました。
Q. 自動給水器と自動給餌器は、どちらを先に買うべきですか?
A. 給水器です。猫は水を飲む量が少ないと泌尿器のトラブルにつながりやすいと言われ、ごはんは数時間ずれても大きな問題になりにくいためです。ただし給水器を入れても、今ある水皿は残してください。ポンプの音を嫌う猫がいます。
Q. 自動給餌器を嫌がって食べません。
A. 我が家のあんこは、動作音を警戒して2週間ほど近寄りませんでした。留守番の日にいきなり使わず、家にいる日に慣らしてから本番に使ってください。慣れるまでは、いつもの皿でもごはんを出します。
Q. 古民家で見守りカメラが途切れます。
A. 土壁と太い柱で電波が弱まっていることが多いです。カメラを買い替えるより先に、猫が長くいる部屋までWi-Fiが届いているかを確認してください。我が家はメッシュWi-Fiに替えて解決しました。
Q. キャットタワーは据え置き型と突っ張り型のどちらがよいですか?
A. 置きたい部屋の天井と床で決めます。天井の下地がしっかりしていれば突っ張り型が揺れにくく、床の傾きにも強いです。天井板が薄い部屋では突っ張れないので、土台の大きい据え置き型にします。我が家は天井の下地がある場所に突っ張り型を置いています。
Q. 留守番中、部屋の電気はつけておくべきですか?
A. 我が家はスマートプラグで照明を時刻で入り切りしています(朝6時に縁側の照明ON、夜22時にOFF)。猫の生活リズムを崩さないためです。ただし、発熱する暖房器具などを留守中に遠隔で入れるのは、猫がいる家では避けています。
Q. 冬の留守番、暖房はつけっぱなしにすべきですか?
A. 我が家は「室温15℃以下で暖房ON」の自動化にしています。ただ、猫が布団や押し入れに潜って暖を取る日は、暖房が要らないこともありました。停電に備えて、電気を使わないドーム型ベッドや毛布も必ず置いています。
Q. 自動猫トイレは必要ですか?
A. 必須ではありません。我が家は価格と、猫が慣れるかの不安から見送り、2匹に2台の通常トイレで、外出前に掃除する運用にしています。1泊の外出が多い家や頭数が多い家なら検討の価値があります。
Q. 記事のリンクはアフィリエイトですか?
A. はい。Amazonアソシエイトのリンクを含みます(冒頭に表記しています)。紹介料のために紹介する順番を変えることはしていません。「見送った」と書いた道具は、実際に使っていないものです。
まとめ:留守番グッズは「家の状態が見える」ものから
猫の留守番グッズは、たくさんあるように見えて、本当に優先すべきものは限られています。
- まず室温:スマート温湿度計とスマートリモコンで、外から温度が見え、エアコンを動かせるようにする。切る条件も書く
- 次に見守り:ペットカメラで「何もなかった」を確かめる。古民家は先にWi-Fiを確認する
- 水は足し算:自動給水器を入れても水皿は残す
- ごはんは慣らしてから:自動給餌器は留守番の前に何週間か使う
- 古民家は穴をふさぐ:網戸のロック、高さのある玄関ゲート、欄間と床下
- 退屈対策は安全なものだけ:留守中に出すのは、知育トイやキャットタワーなど人がいなくても安全なもの
- 停電を前提にする:電気を使わない逃げ場と水皿を必ず用意する
私も最初は、外出するたびに猫のことが気になって仕事が手につきませんでした。順番を守って道具をそろえ、出かける前の確認を手順にしてからは、半日の外出で猫を心配しすぎることがなくなりました。それでも、どんなに便利な道具より、帰ってから一緒に過ごす時間のほうが猫にとっては大事だと思っています。この記事が、猫と暮らしながら働く人の外出の不安を、少しでも軽くできればうれしいです。

