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ゆう(nekoice.net 筆者)
25歳。田舎の古民家で保護猫のきなこ・あんこと暮らす、在宅フリーランスエンジニア。在宅歴3年目。こたつ作業で腰を痛めた経験から作業環境を本気で見直し、生産性・月収ともに改善。田舎暮らし・フリーランス・猫との日常に加え、地元のおばあちゃんから受け継いだ生活の知恵もリアルに発信中。
🧑💻 この記事の信頼性:築80年の古民家に3年住み、ここに書いた隙間対策はすべて自分の家の窓・ドア・壁・床下・コンセント・換気口で実際に施工しています。施工していないもの(シーリングファン、薪ストーブ)は「やっていない」と明記しています。
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- 【結論】古民家のすきま風は「場所ごとに道具を変える」だけで止まります
- 古民家のすきま風、その正体と放置する怖さ
- 【初級編】100均アイテムで手軽に隙間を塞ぐ(予算〜2,000円)
- 【中級編】ホームセンター活用(予算5,000〜30,000円)
- 【上級編】プロの技も検討!古民家ならではの構造対策
- 隙間を塞いだあとに効く、古民家の底上げ
- 在宅で仕事をする人へ:足元の冷気は生産性の問題です
- よくある質問(FAQ)
- Q1. 予算が1,000円しかありません。何を買えばいいですか?
- Q2. 賃貸の古民家でもできますか?
- Q3. どこから風が入っているか分かりません。何で調べるのが一番簡単ですか?
- Q4. 隙間テープはどのタイプを買えばいいですか?
- Q5. 100均のもので足りますか?それともホームセンターで買うべきですか?
- Q6. 隙間テープがすぐ剥がれます。どうすればいいですか?
- Q7. コンセントから風が入るのは本当ですか?危なくないですか?
- Q8. 隙間を全部塞いだら、結露やカビが出ませんか?
- Q9. 内窓のDIYはどのくらい大変ですか?
- Q10. 床下の断熱は素人でもできますか?
- Q11. 猫がいる家で気をつけることは何ですか?
- Q12. すきま風を塞いだら光熱費は下がりますか?
- Q13. いつから始めるのがいいですか?
- Q14. プロに頼むべきなのはどんなときですか?
- まとめ:場所ごとに道具を変えれば、古民家のすきま風は止まります
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【結論】古民家のすきま風は「場所ごとに道具を変える」だけで止まります

先に答えを書きます。古民家のすきま風は、家全体をまとめて何かで囲うのではなく、風が入っている場所ごとに違う道具を当てるのが正解です。私は3年かけて窓・ドア・壁・床下・コンセント・換気口の6箇所を順番に塞ぎましたが、効いた順・安い順に並べると、最初に買うべきものは3つだけでした。
そして重要なのは、いちばん安い100均の3点(合計330円)が、いちばん効きます。内窓や床下断熱のような大きい工事は、この3点をやってから考えれば十分です。逆にここを飛ばして暖房器具を買い足すと、暖めた空気が隙間から抜けていくだけになります。
まず買う3点と、そのとき払った金額
| 順番 | 買うもの | どこに使うか | 私が払った金額の目安 | 作業時間 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 隙間テープ(スポンジ/ゴム) | 窓サッシの戸と戸が重なる部分、窓枠と窓の間 | 100均で110円/ホームセンターで500〜1,000円前後 | 窓1つ15分 |
| 2 | ドア下隙間テープ(ブラシ/シリコン) | 玄関ドアの下、リビングと廊下の引き戸の下 | 100均で110円/ホームセンターで800〜1,500円前後 | ドア1枚20分 |
| 3 | 窓ガラス断熱シート | 掃き出し窓・和室の大きい窓のガラス面 | 100均で110円/ホームセンターで1,000〜2,000円前後 | 窓1つ30分 |
※金額は2026年9月時点で私が買ったときの価格帯です。いまの価格はリンク先でご確認ください。
この3点をまとめて確認するなら、以下から探せます。
予算別の全体像(100均/ホームセンター/プロ)
「どこまでやるべきか」は予算で決まります。私が3年でたどった順番をそのまま表にしました。上から順にやれば、途中で止めても無駄になりません。
| 段階 | 予算 | やること | 難易度 | 体感した効き方 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| 初級(100均) | 〜2,000円 | 隙間テープ、窓ガラス断熱シート、ドア下隙間テープ、補修パテ、コンセント断熱シート | 工具なしでできる | 足元を這う風が止まる。効果を一番はっきり感じたのはここ | とりあえず今週なんとかしたい人・賃貸の古民家 |
| 中級(ホームセンター) | 5,000〜30,000円 | 内窓DIYキット(二重窓)、床下の断熱材+防湿シート、発泡ウレタンフォーム、アルミ断熱シート、玄関の下枠調整材 | カッター・電動ドライバー・採寸が必要 | 朝の室温そのものが上がる。窓の結露が激減 | 持ち家・1シーズンかけて本気で直したい人 |
| 上級(プロ) | 数十万円〜 | 大工さんによる建具の建て直し・基礎まわりの補修、古民家専門リフォーム会社による壁体内断熱・気密シート施工 | 自分ではやらない | 私はまだ施工していません(相談と見積もりまで) | 床の傾き・壁の大きな亀裂など構造の問題がある人 |
この記事で扱わないこと(先に線を引いておきます)
この記事は「物理的に隙間を塞ぐグッズ」だけを扱います。隣接する話題は別の記事に分けてあるので、目的が違う方はそちらへ進んでください。そのほうが早いです。
- 窓そのものの断熱・暖房器具の選び方・薪ストーブの導入費用 → 古民家の冬は寒すぎる!DIYできる窓の断熱から最強の暖房器具・薪ストーブ導入まで
- ガス代・電気代そのものを下げる話(金額の話) → 古民家の光熱費を半額にした方法
- 猫が暮らしやすい家に改造する話 → 築古の古民家をDIYで猫に優しい家にリノベーションする全手順
- DIYに使う工具を何から買うか → 田舎でのDIY初心者必見!最初に絶対に揃えるべきおすすめ電動工具&基本ツール集
古民家のすきま風、その正体と放置する怖さ
古民家での暮らしは、現代建築にはない趣や、ゆったりとした時間の流れが魅力です。私も都会の喧騒から離れ、この古民家での生活を満喫しています。ただ、そんな古民家にも、冬になると現れる「最大の敵」がいます。それが「すきま風」です。部屋の中にいるはずなのに、まるで外にいるかのような冷たい風。足元を這うように流れる冷気は、本当に身体の芯から冷えさせてしまいます。まずは、この古民家ならではのすきま風の正体と、放置することで起こる「怖さ」について、実体験を交えながらお話しします。
古民家ならではの構造的弱点(木材の収縮、基礎、壁)
新築の家ではあまり経験しない「すきま風」ですが、古民家にはその原因となる構造的な弱点が多く存在します。築年数の古い家は、木材を主要な構造材としています。この木材は、乾燥と湿潤を繰り返す中で、微妙に収縮したり膨張したりします。特に築50年、100年といった年数を経た木材は、その変化が積もり積もって、柱や梁の間にわずかな「隙間」を生じさせてしまいます。私の古民家も例外ではありませんでした。
引っ越してきた当初、まず驚いたのが、壁のひび割れや柱と壁の間の隙間でした。特に土壁の古民家の場合、経年劣化によるひび割れは避けられません。指が入るほどの大きな隙間があったり、遠目には分からないような細いひび割れからでも、容赦なく冷気が侵入してきます。また、基礎の部分にも要注意です。私の家は築80年ほどの古民家で、基礎も昔ながらの玉石基礎が多く、現代のベタ基礎のように密閉されていません。床下からの冷気がそのまま畳や床板を通り抜け、部屋の中に上がってくるのです。
さらに、古い木製サッシの窓や、密閉性の低い引き戸、襖なども、すきま風の大きな侵入経路となります。特に和室の掃き出し窓は、サッシと戸の間に大きな隙間があり、冬場はそこから猛烈な風が吹き込んできていました。夜中に寝ていると、カーテンがはためく音で目が覚めることも珍しくありませんでした。
すきま風が招く健康被害と猫への影響(冷え、病気、電気代)
「たかがすきま風」と侮ってはいけません。放置すると、私たちの健康はもちろん、一緒に暮らす愛猫たちにも影響が及びます。私自身も、古民家暮らしを始めて最初の冬は、すきま風対策を怠っていたため体調を崩しがちでした。常に手足が冷え切ってしまい、風邪をひいたり、肩こりや腰痛が悪化したり。フリーランスエンジニアとしてパソコン作業をしていると、手がかじかんでタイピングの速度も落ちるという悪循環でした。
そして、何よりも心配だったのが猫たちのことです。きなことあんこは短毛で、寒さには弱いほうです。特に冬の朝は、エアコンをつけてもなかなか温まらず、きなこが窓際で丸まって震えている姿や、あんこが毛布に潜り込んで出てこない様子を見て、申し訳ない気持ちになりました。猫は体が小さい分、人間よりも体温を奪われやすく、低体温症のリスクも高まります。さらに、関節炎の悪化や、泌尿器系の病気にかかりやすくなるなど、健康面での不安も尽きません。獣医さんからも「冬場の寒さは、特に高齢猫にとっては命取りになることもありますから、しっかり対策してあげてくださいね」とアドバイスをいただきました。
経済的な側面も無視できません。すきま風が入り込むということは、暖房でせっかく温めた空気がどんどん外に逃げていくということです。移住して最初の冬、光熱費は月3万円を超えました。「こんなに使っているのに、なんでこんなに寒いのか」と請求書を見るたびに頭を抱えました。正直に書いておくと、そのあと光熱費が下がったのはすきま風対策だけの成果ではありません。プロパンガス会社の切り替えなど金額そのものへの対策も同時にやっていて、その内訳は古民家の光熱費を半額にした方法に分けて書いています。この記事で書けるのは「隙間を塞ぐと足元の冷気が止まり、暖房の効きが体感で変わる」ところまでです。
まずはすきま風を「見える化」しよう(線香、サーモグラフィー)
すきま風対策を始める上で、まず最初に行うべきは「どこから風が入ってきているのか」を正確に把握することです。目に見えない風の流れを「見える化」することで、無駄なく対策できます。買い物に行く前に、必ずここをやってください。私は最初の年、風が入っていない窓にも隙間テープを貼って、テープを1本余らせました。
まず試したのは、シンプルながら非常に有効な「線香の煙」です。部屋の窓やドア、壁際など、怪しいと思う場所に火をつけた線香を近づけてみてください。煙が揺れたり、横に流れたりする場所があれば、そこがすきま風の侵入経路です。私もこの方法で、想像以上に多くの場所から冷気が入り込んでいることを発見しました。特に、和室の障子戸のレール部分や、玄関ドアの蝶番の隙間、そしてコンセントプレートの裏側からも冷たい空気が流れ込んでいるのを見つけた時には本当に驚きました。
より精密に、そして広範囲の冷気侵入箇所を特定したい場合は、簡易的な「サーモグラフィー」が役立ちます。最近では、スマートフォンに接続して使える小型のサーモグラフィーカメラも手軽に手に入ります。これで壁や窓、床などを撮影すると、温度の低い部分が青く表示され、どこから冷気が侵入しているのかが一目で分かります。私もこれを使って、特に冷え込んでいる箇所を特定し、対策の優先順位をつけました。目に見える形で冷気の侵入箇所が分かると、「よし、ここを徹底的に対策しよう」とやる気も出ます。
私の家で実際に風が入っていた8箇所(線香で全部確認した結果)
ここは他の記事では読めないところだと思うので、細かく書きます。築80年の平屋の古民家で、線香を持って1時間半かけて家じゅうを回った結果です。予想していた場所と、実際に風が入っていた場所は半分くらいしか一致しませんでした。
| 場所 | 線香の煙の動き | 当てた道具 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 和室の掃き出し窓(戸と戸の重なり) | はっきり横に流れた。ここが最大 | スポンジ・ゴムの隙間テープ | 止まった。カーテンが揺れなくなった |
| 玄関の木製ドアの下(隙間1cm近く) | 煙が吸い込まれるように消えた | シリコンタイプのドア下隙間テープ | 止まった。おまけに猫砂が舞わなくなった |
| リビングの引き戸の側面 | わずかに揺れる | モヘアシール | 止まった。戸の開閉も軽くなった |
| 土壁の部屋の隅・柱と壁の境目の亀裂 | 細かく揺れる。数か所 | 補修用パテ/コーキング剤 | 止まった。小さい虫の侵入も減った |
| コンセントプレートの裏 | 吸い込まれる。予想外だった | コンセント用断熱シート | 止まった。作業は1箇所5分 |
| リビングの換気口 | ピューピュー音がするほど | 断熱材入りの換気口カバー | 弱まった。完全には塞がない(塞いだら結露する) |
| 畳と床板の隙間(床下から) | 煙では分からず。足で触ると冷たい | 床下の断熱材+防湿シート | 床のひんやり感が消えた。ここは大工事 |
| 寝室の窓(風は入っていなかった) | 煙はまっすぐ立った | 何もしなかった | ここに貼らずに済んだのが一番の収穫 |
この表で伝えたいのは最後の行です。線香を1本使えば「貼らなくていい場所」が分かります。古民家は窓が多いので、全部の窓にテープを貼ると材料費も手間も無駄に増えます。
【初級編】100均アイテムで手軽に隙間を塞ぐ(予算〜2,000円)
すきま風の侵入経路が見つかったら、いよいよ対策開始です。「DIYは苦手」「なるべくお金をかけずに手軽に始めたい」という方におすすめなのが、100円ショップで手に入るアイテムを活用した初級編の対策です。私も最初はここから始めました。100均を侮るなかれ、その効果は想像以上で、古民家の隙間風対策の第一歩として非常に有効です。一つ一つの対策は小さくても、積み重ねることで部屋の体感温度は確実に変わっていきます。

窓の隙間には「隙間テープ」と「窓ガラス断熱シート」
古民家で最も冷気が侵入しやすい場所の一つが窓です。特に木製サッシや昔ながらのアルミサッシ、そして和室の障子戸や掃き出し窓は、現代の高性能窓に比べて密閉性が低く、隙間だらけなのが実情です。うちの和室の掃き出し窓もそうでした。風の強い日には、カーテンがフワフワと揺れ、窓から冷気が容赦なく吹き込んできていました。きなことあんこも、日差しが当たる窓辺で日向ぼっこしたいのに、寒すぎて近寄れない様子で、いつも布団の隅で丸まっていました。
そこでまず試したのが、100均で買える「隙間テープ」です。これは本当に手軽で、窓枠やサッシの隙間に貼るだけで、冷気の侵入をかなり防げます。私は特に、サッシの戸と戸が重なる部分と、窓枠と窓の間の隙間に重点的に貼りました。モヘアタイプやスポンジタイプ、ゴムタイプなど様々な種類がありますが、古民家特有の凹凸がある隙間には、スポンジタイプや柔らかいゴムタイプが貼りやすく、おすすめです。貼り付ける前に、貼る箇所のホコリや汚れをしっかり拭き取ることが、長く効果を持続させるコツです。ここを省くと、あとで書く私の失敗のとおり、1シーズンで剥がれます。
隙間テープと合わせて効果を発揮するのが「窓ガラス断熱シート」です。100均にもプチプチタイプや、半透明のフィルムタイプが売られています。窓ガラスに直接貼り付けることで、窓からの冷気を遮り、部屋の暖気が外へ逃げるのを防ぎます。私は和室の大きな窓に、数枚の断熱シートを貼り巡らせました。これが効果的で、窓際で震えていた猫たちが、シートを貼ってからは安心して日向ぼっこできるようになりました。断熱効果だけでなく、結露の発生もかなり抑えられるので、カビ対策にも一役買ってくれます。ただし、採光性は少し落ちるのと、外の景色が見えにくくなるというデメリットはあります。うちでは、景色を見たい居間の窓には貼らず、和室と寝室だけに貼るという使い分けにしました。
ドアや引き戸の隙間には「ドア下隙間テープ」や「モヘアシール」
窓と並んで、冷気の大きな侵入経路となるのがドアや引き戸の隙間です。特に玄関ドアの下や、リビングと廊下を仕切る引き戸の下に、線香の煙を近づけてみてください。驚くほどの冷気が流れ込んでいるはずです。私の家の玄関ドアは、築年数の古い木製ドアで、下枠との間に1cm近くの隙間がありました。冬場はそこから容赦なく冷気が吹き込み、玄関マットの上に砂埃が溜まることもありました。そして何より困ったのが、猫たちの猫砂が風で舞い上がってしまうこと。これは本当にストレスでした。
この問題を解決してくれたのが、100均でも手に入る「ドア下隙間テープ」です。これはドアの下部に貼り付けるブラシ状やシリコン状のテープで、ドアの開閉を妨げずに隙間を塞ぐことができます。私はブラシタイプとシリコンタイプの両方を試しましたが、古民家特有のやや凹凸のある床には、しなやかなシリコンタイプの方が密着度が高く、より効果を感じました。玄関ドアに貼った途端、足元から忍び寄る冷気が激減し、猫砂が舞い上がることもほとんどなくなりました。玄関ドアだけでなく、リビングと廊下の間の引き戸にも貼ることで、部屋全体の暖かさを保てます。
また、ドアや引き戸の側面や上部の隙間には「モヘアシール」がおすすめです。これは、ドアの閉まる部分の枠に貼り付ける、起毛状のシールです。ドアが閉まった時にふわふわの毛が隙間を埋めてくれるので、密閉性が上がります。我が家のリビングドアは、閉じても微妙な隙間があり、ここからも冷気が漏れていました。モヘアシールを貼ってみると、隙間が塞がり、ドアの開閉もスムーズになりました。これでリビングの暖気が外に逃げるのを防ぎ、廊下の冷気を止めることに成功しました。100均にもありますが、ホームセンターの方が種類が豊富で、より質の良いものが見つかります。
壁の小さな穴や亀裂には「補修用パテ」や「コーキング剤」
「壁から風が吹いてくるなんてことあるのか」と思う方もいるかもしれませんが、古民家では十分にあり得ます。特に土壁の家の場合、経年劣化や地震などで、壁にひび割れや小さな穴ができることがあります。私の古民家も、土壁の部屋の隅や、柱と壁の境目などに、細いひび割れが点在していました。線香で確認すると、そこからも冷気が侵入していることが判明しました。しかも、ひび割れが大きい場所からは、時々小さな虫が侵入してくることもあり、これは対策必須だと感じました。
このような壁の小さな穴や亀裂には、100均でも手軽に手に入る「補修用パテ」や「コーキング剤」が有効です。補修用パテは、粘土のような質感で、指で簡単に埋めることができます。乾燥すると硬化し、壁の穴やひび割れをしっかり塞いでくれます。色は白やグレーなどがありますが、壁の色に合わせて選ぶと目立ちにくいです。私は特に、猫の爪とぎ防止用の壁紙を貼る前に、壁のひび割れをパテで埋める作業をしました。これが、冷気対策だけでなく、壁の耐久性を高める上でも効果的でした。
コーキング剤は、チューブに入ったペースト状の充填材で、コーキングガンという専用の道具を使って隙間に充填します。パテよりも細い隙間や、柔軟性が求められる箇所(例えば窓枠と壁の境目など)に最適です。乾燥するとゴムのように弾力性があるので、木材の収縮による動きにも追随してくれます。私はキッチンのシンク周りの隙間にも使用しましたが、冷気だけでなく、湿気や虫の侵入も防いでくれるので、一石二鳥の対策です。ただし、匂いが少しあるので、換気をしながら作業することをおすすめします。猫がいる家では、作業中は別の部屋に移してください。
コンセントプレートの裏側から侵入する冷気対策
「コンセントから風が来るのか」と、初めて知った時は本当に驚きました。線香の煙で隙間をチェックしていた時に、壁のコンセントプレートに線香を近づけたら、煙がスーッと吸い込まれるように流れていくのを見て、声を上げてしまいました。古い建物だと、壁の中の配線が外気とつながっていることがあり、コンセントの穴を通じて冷気が部屋の中に侵入してくることがあるのです。これは完全に盲点でした。
コンセントプレートの隙間から冷気が入ってくる場合、手軽にできる対策があります。それは、100均で手に入る「コンセント用断熱シート」や、スポンジシートなどを活用することです。コンセントプレートをドライバーで外し(必ずブレーカーを落としてから作業してください)、プレートの裏側に断熱シートを貼ったり、コンセントボックスの隙間にスポンジなどを詰めたりすることで、冷気の侵入を防げます。私が使ったのは、コンセントプレートの形にカットされているスポンジ状の断熱シートでした。これを貼ってからプレートを元に戻すだけで、あのスースーとした冷気がほとんど感じられなくなりました。作業は1箇所あたり5分ほどです。
この対策は、冷気だけでなく、壁の中からの虫の侵入を防ぐ効果も期待できます。古民家暮らしでは、どこからともなく小さな虫が現れることも少なくありませんから、一石二鳥の対策と言えます。ただし、電気を扱う作業なので、必ず安全に配慮してください。もし自信がない場合は、専門家に見てもらうか、無理に触らないようにしましょう。
私の失敗:100均の隙間テープが1シーズンで剥がれた話
ここは正直に書きます。1年目の冬、私は100均の隙間テープを買ってきて、掃き出し窓のサッシに一気に貼りました。そのときは満足したのですが、翌年の秋に窓を開けたら、テープが半分以上ベロッと剥がれて垂れ下がっていました。粘着面には、埃と一緒に固まった黒い跡が残っていて、それを剥がすのに1時間かかりました。
原因は3つあったと思っています。
- 貼る前に拭いていなかった。古民家のサッシは、掃除をしていても細かい土埃が乗っています。ここを乾拭きだけで済ませると、粘着剤が埃に貼り付いているだけの状態になります。2年目からは、中性洗剤で拭いてから完全に乾かし、そのうえでアルコールでもう一度拭く、という手順にしました。この年から剥がれていません。
- 可動部に厚いスポンジを貼った。スポンジタイプは柔らかくてよく塞がるのですが、戸が擦れる場所に厚いものを貼ると、開け閉めのたびにテープがずれて千切れます。可動部には薄いモヘアかゴムを使うのが正解でした。
- 夏に貼りっぱなしにした。古民家の夏は窓を開けっぱなしにするので、開閉回数が冬の何倍にもなります。窓によっては、春に剥がして秋にもう一度貼る、という割り切りのほうが結果的に安上がりでした。
結論としては、100均のテープは「効く」が「持たない」。よく開け閉めする窓とドアだけはホームセンターのしっかりしたものを買い、開けない窓は100均で十分、という使い分けに落ち着きました。
【中級編】ホームセンター活用(予算5,000〜30,000円)
100均アイテムでの初級編対策で効果を実感したら、次はもう少し本格的なDIYに挑戦してみませんか。ホームセンターには、古民家の隙間風対策に役立つ様々な建材やDIYキットが揃っています。少し手間はかかりますが、その分、断熱効果もぐっと高まります。私も初級編で手応えを感じた後、さらなる快適さを求めて中級編のDIYに踏み切りました。
隙間テープの4タイプ、どれをどこに使うか
ホームセンターへ行くと、隙間テープだけで棚1つ分の種類があって固まります。私が実際に4タイプ全部を使ってみて分かった使い分けを表にしました。「どこに使うか」で選ぶと迷いません。
| タイプ | 触った感じ | 向いている場所 | 向かない場所 | 私の家での持ち | 価格帯の目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| モヘア(起毛) | ブラシのような毛 | 引き戸の側面、ドア枠、よく開け閉めする場所 | 広い面をベタッと塞ぎたい場所 | 2シーズン以上もっている | 500〜1,200円前後 |
| スポンジ(発泡) | ふかふかして潰れる | 開けない窓、凹凸のある古い木枠 | 戸が擦れる可動部(千切れる) | 1シーズンで交換 | 110円〜500円前後 |
| ゴム(チューブ状) | 弾力があって戻る | サッシの戸と戸の重なり、窓枠 | 凹凸が激しい土壁まわり | 2シーズン程度 | 600〜1,500円前後 |
| ブラシ/シリコン(ドア下用) | 細長いバー状 | 玄関ドアの下、床との隙間 | 窓のサッシ | シリコンは3年目も現役 | 800〜1,500円前後 |
※「持ち」は私の家(築80年・土壁・木製サッシ)での話です。家の状態と開閉回数で変わります。
窓の防寒強化!「内窓DIYキット」で二重窓化
古民家の窓は、すきま風だけでなく、ガラス自体からも熱が逃げやすく、冷気を通しやすいのが大きな弱点です。初級編で窓ガラス断熱シートを貼ったとはいえ、根本的な解決にはなりません。そこで挑戦したのが「内窓DIY」です。既存の窓の内側にもう一つ窓を設置する「二重窓」にすることで、断熱効果が大きく向上します。
内窓DIYキットは、ホームセンターやオンラインストアで購入できます。プラスチック製のレールと、ポリカーボネートやプラダン(プラスチック段ボール)といった軽量な板材を組み合わせて作るのが一般的です。我が家では、特に冷気がひどかった和室の掃き出し窓に、この内窓を設置しました。窓枠のサイズに合わせてレールをカットし、板材をはめ込むだけなので、思ったよりも簡単に作業できました。作業時間は1つの窓あたり2〜3時間ほど、材料費は1窓4,000〜8,000円ほどでした。
効果は、私の家では朝の室温が2〜3℃から7〜8℃へという形で出ました。この数字の測り方と、3年使ったプラダンの劣化(日焼けで白くなる・端が反る)については古民家の冬は寒すぎる!DIYできる窓の断熱から最強の暖房器具・薪ストーブ導入までに詳しく書いたので、内窓が目的の方はそちらを読んでください。あわせて、以前はひどかった結露も激減し、冬場のカビの心配も軽くなりました。何より嬉しかったのは、猫たちが窓辺で安心して日向ぼっこできるようになったことです。きなことあんこは、内窓の向こうから差し込む陽の光を浴びながら、気持ちよさそうにうとうとしていることが増えました。防音効果も少しあるので、外の音も気にならなくなり、在宅で仕事をする環境としても改善しました。
畳の下や床下からの冷気をシャットアウト「断熱材」の活用
窓やドアの隙間対策が終わっても、「なぜか足元が冷える」という悩みはありませんか。その原因は「床下からの冷気」かもしれません。古民家の多くは、床下に断熱材が入っていないか、入っていても不十分な場合がほとんどです。特に畳敷きの部屋は、畳と床板の隙間から、ダイレクトに床下の冷気が上がってきます。私の家も、冬場はいくら暖房をつけても足元がスースーして、猫たちも床に直接寝そべることはありませんでした。
この床下からの冷気を止めるために、私は「床下の断熱材DIY」に挑戦しました。まずは畳を上げ、床板の一部を剥がして床下に潜り込むという、かなり大掛かりな作業でした(※床下作業はホコリやカビ、虫がいる可能性があるので、防塵マスクや手袋、汚れてもいい服を着用し、十分注意して行ってください)。
使用したのは、ホームセンターで手に入る「スタイロフォーム」や「カネライトフォーム」といった硬質発泡ポリスチレンフォームのボード断熱材です。これを床下の木材の間に隙間なく敷き詰めていきました。カッターで簡単に加工できるので、柱や配管の形に合わせてカットし、できるだけ隙間ができないようにするのがポイントです。また、床下は湿気がこもりやすい場所なので、断熱材を敷く前に「防湿シート」を地面に敷くことも重要です。これにより、地面からの湿気上昇を防ぎ、断熱材や床材の劣化、カビの発生を抑えられます。
この作業は時間も労力もかかりましたが、効果は大きかったです。床下からの冷気が止まり、床がひんやりと感じることがなくなりました。暖房の効きも良くなり、部屋全体の暖かさが向上しました。そして何より、猫たちが床でくつろぐ姿を見られるようになったことが、私にとって一番の成果です。きなこが床で転がったり、あんこが床に伸びてお昼寝したりするようになりました。正直に付け足すと、床下作業は一人でやるべきではありませんでした。潜っている間に何かあっても誰も気づかないので、必ず誰かに家にいてもらってください。
壁の隙間対策!「発泡ウレタンフォーム」と「断熱材シート」
壁の小さなひび割れは初級編のパテやコーキング剤で対処できましたが、古民家にはもっと大きな隙間や、壁自体の断熱性能の低さという問題があります。特に柱と壁の境目や、建具と壁の取り合い部分など、構造的な隙間は冷気の大きな侵入経路となります。私の家でも、土壁と柱の間にかなりの隙間があり、ここから冷気がじんわりと漏れ出ているのを感じていました。猫たちが、なぜかいつも壁から少し離れて寝ているのを見て、「これは壁も冷たいに違いない」と思ったものです。
このような隙間には、「発泡ウレタンフォーム」のスプレー缶が有効です。これは、スプレーすると液体が泡状に膨らみ、隙間を埋めてくれるものです。固まると硬い断熱材となるため、密閉性と断熱性を同時に高められます。柱と壁の大きな隙間に充填してみると、みるみるうちに泡が膨らみ、冷気が止まりました。ただし、非常に強力に膨らむので、周囲を汚さないように養生をしっかり行うこと、そして必要以上に詰め込みすぎないことが重要です。私は最初の1缶で、欲張って詰めすぎて泡が外にはみ出し、固まってから削り取る羽目になりました。少しずつ、様子を見ながら入れてください。
また、壁自体の断熱性能を高めるためには、「断熱材シート」を壁に貼る方法もあります。アルミ蒸着シートや、発泡ポリエチレン製のシートなどがあり、これを壁の内側に貼ることで、冷気を遮り、暖房効率を高めます。私は特に冷え込む北側の壁に、アルミ蒸着シートを貼り付けました。壁紙の上から貼れるタイプや、画鋲で留めるだけの簡易的なものもあります。シートを貼った場所の壁を触ってみると、以前のような冷たさがなくなり、ほんのり暖かくなっているのが分かりました。これで猫たちが壁際にいても、安心して過ごせるようになったと思います。
玄関の隙間風対策に「下枠調整材」や「ドアストッパー」
玄関は、家の「顔」であると同時に、冷気の大きな侵入経路でもあります。特に古民家の玄関ドアは、木材の歪みや建付けの悪さから、下枠や側面に大きな隙間ができがちです。初級編ではドア下隙間テープを紹介しましたが、それでもまだ冷気が気になる場合は、もう少し本格的な対策を検討してみましょう。私の家の玄関も、ドア下隙間テープだけでは完全に冷気を防ぎきれず、寒い日には玄関ホール全体がキンと冷え切っていました。その冷気がリビングにも流れ込んできて、せっかく暖めた部屋の空気を台無しにしてしまうのが悩みでした。
そこで活用したのが、ホームセンターで手に入る「下枠調整材」や、より大型の「ドア下隙間ストッパー」です。下枠調整材は、ドアの開閉によって生じる床との段差を調整し、隙間を埋めるためのものです。ドアの底辺に、ブラシやゴムのパーツが付いたバーを取り付け、床にぴったりと密着させることで、物理的に隙間を塞ぎます。これにより、ドアの下から入り込む冷気や、砂埃の侵入を大幅にカットできます。取り付けには電動ドライバーが必要な場合もありますが、一度取り付けてしまえば、その効果は長く持続します。工具を持っていない方は田舎でのDIY初心者必見!最初に絶対に揃えるべきおすすめ電動工具&基本ツール集を先に読んでください。
また、ドアの隙間そのものを物理的に塞ぐ「ドアストッパー」タイプの隙間プロテクターも有効です。これは、ドアの下に差し込むようにして使う重りのついた細長いクッションのようなもので、ドアを閉めた状態で床との隙間を埋めます。ドアの開閉時には取り外す手間がありますが、リビングと玄関ホールの境目など、頻繁に開け閉めしないドアの隙間対策としては効果的です。私も玄関からリビングへの入り口に、このタイプの隙間ストッパーを置くことで、冷気の侵入を抑え、リビングの暖かさをキープできるようになりました。猫たちがリビングで安心して遊んだり、寝転がったりできるようになり、私自身の作業環境も快適になりました。
【上級編】プロの技も検討!古民家ならではの構造対策

100均やホームセンターでのDIYで、かなりのすきま風対策ができることを実感していただけたでしょうか。しかし、古民家ならではの構造的な問題や、大規模な改修が必要な場合は、DIYの手に負えないこともあります。そんな時は、迷わずプロの力を借りることを検討しましょう。私も、特に基礎の不具合や壁の傾きなど、DIYではどうにもならない問題に直面した時、プロの専門知識と技術の重要性を痛感しました。無理なDIYでかえって状態を悪化させてしまわないためにも、時には専門家への相談が最善策となります。なお、この上級編については、私は相談と見積もりまでで、施工はまだしていません。体験談として読めるのは相談の部分だけなので、そのつもりで読んでください。
大規模な隙間対策は「大工さん」にお願いするメリット
古民家に住んでいると、「床が傾いている」「壁に大きな亀裂がある」「ドアの建付けが悪すぎてどうにもならない」といった、DIYでは対処しきれない構造的な問題に直面することがあります。私の古民家も、引っ越してきた当初、床の一部がわずかに傾いており、それに伴って壁にも大きなひび割れが生じていました。このような問題から侵入する冷気は、隙間テープなどで一時的に塞いでも、根本的な解決にはなりません。
このような大規模な隙間対策や、構造的な不具合の改修は、やはりプロの「大工さん」にお願いするのが一番です。大工さんは、木材の特性や古民家の構造を熟知しており、根本的な原因を見つけ出し、適切な補修を行ってくれます。例えば、床下の基礎に問題がある場合は、補強工事を行ったり、壁の傾きを修正したりと、素人にはできない専門的な作業が可能です。プロに依頼するメリットは、単に隙間を塞ぐだけでなく、家の耐久性や安全性を高めることにもつながる点です。また、作業の安全性も確保されますし、万が一の保証も期待できます。もちろん費用はかかりますが、長年快適に暮らすための「投資」だと考えれば、決して高くはありません。
信頼できる大工さんを見つけるためには、古民家の施工実績がある工務店や、地域に根差した大工さんに相談するのがおすすめです。複数の業者から見積もりを取り、施工内容や費用、保証についてもしっかり確認しましょう。私の場合は、地元の集落で「あの家を直したのはあの人」という話が普通に流通していたので、近所の方に聞くのが一番早かったです。田舎ではこれが本当に効きます。
古民家専門のリフォーム会社に相談するタイミングとポイント
もし「家のあちこちに隙間がありすぎる」「断熱性能全体を底上げしたい」「耐震性も心配」といった、家全体の大規模な改修を考えているのであれば、「古民家専門のリフォーム会社」に相談することをおすすめします。私の家も、数年後には本格的な断熱改修と耐震補強を検討しており、すでにいくつか古民家専門のリフォーム会社に相談に行きました。
古民家専門のリフォーム会社は、古民家特有の構造や材料の知識が豊富で、古い家の良さを生かしつつ、現代の快適性や安全性を両立させる提案をしてくれます。例えば、壁の中に断熱材を充填する「壁体内断熱」や、気密性を高める「防湿気密シート」の施工など、DIYでは難しい大掛かりな断熱改修が可能です。これにより、すきま風対策だけでなく、家全体の暖房効率を大きく向上させることができます。私が相談した会社では、古民家の梁や柱を見せるデザインを活かしつつ、最新の断熱材で壁や天井、床をしっかり覆うプランを提案してくれました。
また、リフォーム費用が高額になる場合でも、国や自治体が提供している補助金制度を活用できる場合があります。断熱改修や耐震改修を対象とした補助金は制度の名前も条件も年度ごとに変わるので、ここで具体的な制度名や金額を書くのはやめておきます。必ず、その年の公式の募集要項と、お住まいの自治体の窓口で確認してください。古民家専門のリフォーム会社は、こうした制度に詳しく、申請手続きのサポートをしてくれることが多いので、相談時に尋ねてみるのが早いです。
意外な盲点!換気口や通気口からの冷気対策
すきま風対策を進めていく中で、つい見落としがちなのが「換気口」や「通気口」からの冷気です。部屋の空気を入れ替えるために設置されている換気口ですが、冬場はここから冷たい外気が直接侵入し、せっかく温めた空気を冷やしてしまう原因となります。私も、全ての隙間を塞ぎきったつもりでいたのに、なぜかまだ部屋が冷えると感じていた時、ふと換気口に目をやると、そこからピューピューと風が吹き込んでいることに気づきました。特に冷え込む夜間や、風の強い日には、この換気口からの冷気が想像以上に強烈です。
しかし、換気は健康的な暮らしには欠かせません。完全に塞いでしまうと、室内の空気がこもり、結露やカビの原因となることもあります。特に猫と暮らしている場合、空気清浄や臭い対策のためにも、適度な換気は重要です。そこで、換気機能を保ちつつ冷気を防ぐための対策が必要です。ここは「塞いでいい隙間」ではない、というのがこの記事で一番言いたい例外です。
最も簡単なのは、「換気口カバー」や「断熱フィルター」を取り付けることです。ホームセンターやオンラインストアで、断熱材が内蔵された換気口カバーや、外気をろ過しつつ冷気を和らげるフィルターが販売されています。これらは、換気口を塞ぎすぎずに、冷気の侵入を抑えてくれます。我が家では、リビングの換気口に断熱材入りのカバーを取り付けました。取り付けはドライバー一本で簡単にでき、これだけで部屋の冷え込みがかなり和らぎました。
また、古い換気口の中には、シャッター機能が十分に働いていないものもあります。このような場合は、シャッター付きの新しい換気口に交換することも検討してみましょう。取り付けには専門的な知識が必要な場合もあるので、必要であれば電気工事士やリフォーム業者に相談することをおすすめします。換気口からの冷気対策は、目立たない部分ですが、快適な室内環境を作る上で重要なポイントです。
隙間を塞いだあとに効く、古民家の底上げ
ここまで、古民家のすきま風対策に特化した様々なグッズと方法をご紹介してきました。これらの対策をしっかり行うことで、部屋の暖かさは確実に向上します。ただし、古民家で本当に快適に過ごすためには、隙間風対策と合わせて、暖房効率を高める工夫や、快適性を向上させるアイテムを組み合わせることが重要です。順番が大事で、これらは隙間を塞いだあとにやるから効きます。隙間が開いたまま暖房を足しても、暖めた空気が抜けていくだけです。
サーキュレーターやシーリングファンで空気循環
古民家は天井が高く、広い空間が多いのが特徴です。しかし、これが冬場になると困った問題を引き起こします。暖房器具で温められた空気は、軽いため上に昇っていき、天井付近に溜まってしまいます。一方、床付近は冷たいまま。そのため、「エアコンをつけているのに、なぜか足元が寒い」という状況に陥りがちです。私も、すきま風対策を始めたばかりの頃は、天井付近は暖かいのに、作業スペースの足元や、猫たちが寝転がる床がなかなか温まらず、どうしたものかと思っていました。
この問題を解決してくれるのが、「サーキュレーター」や「シーリングファン」です。これらは空気を攪拌することで、部屋全体の温度を均一にしてくれます。サーキュレーターは、床に置いて天井に向かって風を送ることで、上部に溜まった暖かい空気を下に循環させます。私も、リビングにサーキュレーターを置いてエアコンと併用するようになってから、部屋全体の暖かさが変わったのを感じました。暖房の設定温度を以前より2℃ほど下げても、体感はむしろ暖かく感じられるようになりました。機種の選び方は田舎の部屋干し&節電に!絶対後悔しない最強サーキュレーターおすすめ5選にまとめています。
シーリングファンは、天井に取り付けるタイプのファンで、高い天井の古民家には特に効果的だと言われます。夏は下向きに回して涼しい風を、冬は上向きに回して暖かい空気を下に送ることで、一年を通して快適な室温を保てるそうです。ただし、我が家にはまだ設置していないので、これは体験談ではありません。将来的にリフォームする際にはぜひ取り入れたいと考えているアイテムの一つです。
暖房器具の賢い選び方と使い方(石油ファンヒーター、薪ストーブ)
隙間風対策をしっかり行い、空気の循環を促しても、やはり冬場の古民家には強力な暖房器具が欠かせません。古民家の広い空間を効率よく暖めるためには、暖房器具の選び方や使い方も重要になってきます。私の家では、メインの暖房器具としてエアコンと石油ファンヒーターを併用しています。
エアコンは設定温度まで部屋を素早く暖めるのに便利ですが、広い空間では暖房効率が落ちがちです。そこで、エアコンで部屋全体をある程度暖めた後、特に寒い場所や、猫たちがよくいる場所には「石油ファンヒーター」を併用します。石油ファンヒーターは、広範囲をパワフルに暖める能力に優れており、古民家の広いリビングでもすぐに暖かさを実感できます。ただし、換気をしっかり行うことと、燃料の補給が必要になるという手間はあります。猫が近くで火傷しないように、安全柵で囲むなどの配慮も忘れてはいけません。
古民家ならではの暖房器具として憧れるのが「薪ストーブ」です。薪ストーブは、炎の揺らめきが心を癒し、遠赤外線効果で体の芯からじんわりと温めてくれます。一度暖まれば、その暖かさが長時間持続するのも魅力です。ただし、導入費用や設置工事、薪の調達、煙突掃除などのメンテナンスが必要になるため、気軽に導入できるものではありません。費用の実額と、2シーズン使って分かったデメリットは古民家の冬は寒すぎる!DIYできる窓の断熱から最強の暖房器具・薪ストーブ導入までに全部書いたので、そちらを読んでください。この記事は隙間を塞ぐ話なので、暖房器具の比較はここではやりません。
そして、猫たちとの暮らしに欠かせないのが、部分的な暖房器具です。猫たちが一番よくいる場所に「ホットカーペット」や「電気毛布」を敷いてあげると、彼らはそこから離れなくなります。特にきなことあんこは、ホットカーペットの上で転がったり、気持ちよさそうに眠ったりしています。私も在宅で作業するデスクの下には、足元用のホットカーペットを敷いています。全身を暖める必要がない時に部分的に暖めることで、電気の使用も抑えられます。
加湿器で体感温度アップ&乾燥対策
冬場の乾燥は、人間の肌や喉に悪影響を及ぼすだけでなく、古民家自体にもダメージを与え、猫たちの健康にも関わる問題です。そして、意外と知られていないのが、湿度を上げると体感温度が上がるという点です。湿度が低いと、同じ室温でも体感的に寒く感じやすくなります。特に暖房を強く使う冬場は空気が乾燥しがちなので、加湿器の活用は、快適な室内環境を作る上で効果的です。
私も、加湿器を導入してから、部屋の体感温度が上がり、暖房の設定温度を以前よりも低くしても快適に過ごせるようになりました。喉のイガイガや肌の乾燥も気にならなくなりました。また、猫たちにとっても、適切な湿度は健康維持に重要です。空気が乾燥していると、皮膚がカサついたり、被毛のパサつき、静電気が発生しやすくなったりすることがあります。加湿器を使うようになってから、猫を撫でたときに静電気でパチッとすることは減りました。
古民家は気密性が低い分、加湿しすぎると結露やカビの原因になることもありますので、室内の湿度計を確認しながら、適度な湿度(目安は50%〜60%)を保つように心がけましょう。隙間を塞いだ直後は特に注意してください。塞ぐ前は勝手に外に湿気が抜けていたので、塞いだあとに同じ設定で加湿すると、窓や壁に結露が出やすくなります。私は塞いだ年に、湿度計を1つ買い足しました。加湿器のタンクはこまめに清掃し、清潔な状態を保つことも大切です。
猫との暮らしで考慮すべき隙間対策の注意点
ここまで様々な隙間風対策をご紹介してきましたが、猫たちと暮らす上では、いくつか注意しておきたい点があります。実際に経験したことや、獣医さんからアドバイスされたことを踏まえて共有します。
- 完全に塞ぎきらないバランス。猫は狭い場所や隠れられる場所を好みます。あまりに全ての隙間を塞ぎきってしまうと、猫にとっての「安心できる場所」が減ってしまう可能性があります。完全に密閉するのではなく、猫が通り抜けられない程度の隙間を許容したり、代わりに段ボールハウスやキャットトンネルなど、別の隠れ場所を用意してあげたりすると良いでしょう。
- 素材の安全性。DIYで使用する隙間テープやパテ、ウレタンフォームなどの素材は、猫が万が一口にしてしまっても安全なものを選ぶように心がけましょう。特に接着剤や化学物質が含まれるものは、猫にとって有害となる可能性があります。使用する際は、猫が作業場所に近づかないようにし、作業後もしっかり乾燥させ、匂いが残らないように換気を徹底してください。私も、ウレタンフォームを使用する際は、猫たちを別の部屋に移動させてから作業しました。
- 誤飲・誤食の危険。隙間テープの剥がれかけや、断熱シートの切れ端など、猫が興味を持って口に入れてしまう可能性があります。これらを誤飲してしまうと、消化不良を起こしたり、最悪の場合、腸閉塞などの命に関わる事態になることもあります。対策グッズを取り付ける際は、猫が容易に剥がしたり噛んだりできないようにしっかりと固定し、作業中に出たゴミはすぐに片付けるようにしましょう。私も、窓ガラス断熱シートの端をあんこがかじろうとしたことがあり、すぐに補強しました。
- 換気の重要性。隙間を塞ぎすぎると、室内の換気が不足し、空気が滞留してしまいます。これにより、結露やカビの発生、空気質の悪化を招くことがあります。特に猫と暮らしている場合、毛やフケ、猫砂の粉じんなどが舞いやすく、空気清浄は重要です。いくら隙間を塞いでも、適切な換気は定期的に行うように心がけましょう。タイマー付きの換気扇を活用したり、少しだけ窓を開けて換気扇を回すなど、工夫が必要です。
- 暖房器具の安全対策。ホットカーペットや石油ファンヒーターなどを使用する際は、猫が火傷しないように、必ず安全柵を設置したり、低温火傷に注意したりしましょう。電気コードも猫が噛んでしまわないように、コードカバーで保護するなどの対策が必要です。
古民家で猫たちと快適に暮らすためには、人間の快適さだけでなく、猫の目線に立った安全と快適性を考慮することが大切です。少し手間はかかりますが、猫たちが安心して過ごせる空間を作るために、ぜひこれらの点にも注意してみてください。猫と暮らす家の改造そのものについては築古の古民家をDIYで猫に優しい家にリノベーションする全手順にまとめています。
在宅で仕事をする人へ:足元の冷気は生産性の問題です
ここは、同じように家で仕事をしている方に向けて書きます。私は在宅のフリーランスエンジニアで、1日の大半を家の中の同じ場所で過ごします。つまり、すきま風の被害を一番長く浴びる人間です。この立場から書けることが2つあります。
こたつで腰を痛めて、隙間を塞ぐ順番が変わった
1年目の冬、私は寒さに耐えられず、こたつに潜り込んでノートパソコンで仕事をしていました。足元だけは暖かいので、その場はしのげます。ただ、これを何週間も続けた結果、腰を痛めました。前かがみで床に座る姿勢を1日8時間続けると、こうなります。整体に通う出費と、痛みで仕事が止まった時間を合わせると、隙間テープを何百本買えたか分かりません。
このとき気づいたのは、順番を間違えていたということです。「寒いから姿勢を崩す」のであって、「姿勢が悪いから痛める」だけではありません。床に座らずに済む程度に足元の冷気が止まっていれば、こたつに潜る必要はなかったのです。だから2年目からは、家の中で対策する順番を「自分が長時間いる場所から」に変えました。つまり、リビングの掃き出し窓と、作業机の後ろの壁と、その部屋の引き戸を最優先にしました。家全体を均等に攻めるのではなく、作業場所の半径2mから始めるほうが、在宅で仕事をする人には効きます。
腰を痛めたあとにやったデスク環境の見直しは在宅ワークの腰痛対策|こたつ作業で腰を壊した私のデスク改善術に分けて書きました。隙間対策と机の話はセットです。どちらか片方だけだと、また床に座ることになります。
手がかじかむとタイピングが落ちる、という地味な話
もう1つは、手の話です。室温が低いと指が動きません。私は寒い日にタイプミスが増えて、書いたコードを見直す時間が明らかに増えました。これは根性の問題ではなく、物理の問題です。特に足元と机の下に冷気が流れている環境だと、部屋の温度計が表示している数字よりも手は冷えます。
私がやった対策は、順番としてはこうです。まず机の下に冷気が流れ込む経路(引き戸の下と、壁のコンセント)を塞ぎました。次に、机の下に足元用のホットカーペットを入れました。そして最後に、それでも寒い日だけエアコンを足しました。この順番でやると、暖房を強くする前に手の冷えが止まります。逆にエアコンから始めると、冷気が流れ続けているので設定温度がどんどん上がっていきます。1年目の私がやっていたのはこれでした。
よくある質問(FAQ)
Q1. 予算が1,000円しかありません。何を買えばいいですか?
隙間テープとドア下隙間テープ、窓ガラス断熱シートの3点(100均で合計330円)です。そして残りのお金は使わずに、まず線香で風の入り口を探してください。買い足すのは、どこから風が入っているか分かってからで十分です。私は1年目、確認せずに買って1本余らせました。
Q2. 賃貸の古民家でもできますか?
初級編(隙間テープ・断熱シート・ドア下テープ・コンセント断熱シート)は、貼って剥がせるものなので基本的にできます。ただし、古い木枠や和紙の障子に強粘着のテープを貼ると、剥がすときに表面が持っていかれることがあります。目立たない場所で試してから本番に進んでください。パテ・コーキング・発泡ウレタン・床下断熱は、原状回復できないので必ず大家さんに確認してからにしてください。
Q3. どこから風が入っているか分かりません。何で調べるのが一番簡単ですか?
線香1本です。火をつけて、窓枠・サッシの合わせ目・ドアの下・引き戸の側面・壁の亀裂・コンセントプレート・換気口の順に近づけて、煙の動きを見るだけです。所要時間は家一軒で1〜2時間ほど。より広い範囲を一度に見たいなら、スマホに付ける小型のサーモグラフィーが便利です。
Q4. 隙間テープはどのタイプを買えばいいですか?
場所で決めます。よく開け閉めする引き戸やドア枠はモヘア、開けない窓や凹凸のある古い木枠はスポンジ、サッシの戸と戸の重なりはゴム、玄関ドアの下はブラシかシリコンです。上の「隙間テープの4タイプ」の表に、私の家での持ち方も一緒に載せてあります。
Q5. 100均のもので足りますか?それともホームセンターで買うべきですか?
効き方は100均でも十分です。違うのは持ちです。私の家では、よく開け閉めする窓とドアの100均テープは1シーズンで剥がれ、ホームセンターのモヘアとシリコンは2〜3シーズンもっています。開けない窓は100均、動く場所はホームセンター、という使い分けが一番安くつきました。
Q6. 隙間テープがすぐ剥がれます。どうすればいいですか?
貼る前の掃除を疑ってください。中性洗剤で拭く→完全に乾かす→アルコールでもう一度拭く、の順でやると、私の家では剥がれなくなりました。それでも剥がれるなら、可動部に厚いスポンジを使っている可能性が高いです。薄いモヘアかゴムに替えてください。
Q7. コンセントから風が入るのは本当ですか?危なくないですか?
本当です。私の家では線香の煙が吸い込まれました。作業するときは、必ずブレーカーを落としてからプレートを外してください。電気に不安がある方は触らず、電気工事士に頼んでください。この対策だけは、DIYの難易度は低いのに安全上の注意度が高い、という変わった位置にあります。
Q8. 隙間を全部塞いだら、結露やカビが出ませんか?
出やすくなります。塞ぐ前は湿気が勝手に外へ抜けていたので、同じ生活をしていても室内の湿度が上がります。私は塞いだ年に湿度計を買い足して、50〜60%を目安に加湿器を止めたり付けたりするようにしました。そして換気口は塞がないでください。ここは「塞いでいい隙間」ではありません。
Q9. 内窓のDIYはどのくらい大変ですか?
私の場合、窓1つあたり採寸込みで2〜3時間、材料費は4,000〜8,000円ほどでした。プラダンとレールをカッターで切ってはめるだけなので、作業自体は難しくありません。難しいのは採寸です。古民家の窓枠は真四角ではないことが多く、上下で幅が違います。数字を測って書き留めてから買いに行ってください。3年使った劣化の話は古民家の冬の断熱の記事に書いています。
Q10. 床下の断熱は素人でもできますか?
できましたが、おすすめはしにくい作業です。畳を上げて床板を剥がし、床下に潜ります。ホコリ・カビ・虫がいるので防塵マスクと手袋と汚れてもいい服が必須で、一人でやらないでください。潜っている間に何かあっても誰も気づきません。効果は大きい(床のひんやり感が消える)ので、やるなら人手を確保してからにしてください。
Q11. 猫がいる家で気をつけることは何ですか?
3つあります。①パテ・コーキング・ウレタンフォームを使う日は猫を別の部屋に移し、乾くまで戻さない。②断熱シートやテープの端は必ず固定する(うちのあんこは端をかじろうとしました)。③全部を密閉しない。猫は狭い場所に入りたがるので、隠れ場所は別に用意してあげてください。
Q12. すきま風を塞いだら光熱費は下がりますか?
正直に書きます。私の家では光熱費は下がりましたが、すきま風対策だけの効果ではありません。同じ時期にプロパンガス会社の切り替えもやっているので、切り分けができていません。この記事で自信を持って書けるのは「足元の冷気が止まって、暖房の設定温度を下げても平気になった」までです。金額の話は古民家の光熱費を半額にした方法に分けて書いています。
Q13. いつから始めるのがいいですか?
10月です。理由は2つあって、寒くなってから床下に潜るのは本当につらいのと、冬になるとホームセンターの隙間テープの棚が品薄になることです。私は1年目、12月に買いに行って希望のサイズが無く、合わないものを買いました。線香での確認だけでも9月中にやっておくと、10月に落ち着いて買い物ができます。
Q14. プロに頼むべきなのはどんなときですか?
床が傾いている、壁に指が入るような亀裂がある、ドアの建付けが悪くて閉まりきらない、といった構造の問題があるときです。ここを隙間テープで塞いでも、原因が残るので毎年同じ場所が開きます。私はこの段階については相談と見積もりまでしかやっていないので、体験談として書けるのは「地元で施工実績のある人を近所の人に聞くのが一番早かった」ところまでです。
まとめ:場所ごとに道具を変えれば、古民家のすきま風は止まります
長くなったので、もう一度結論だけ書きます。
- まず線香1本で、風の入り口を探す。貼らなくていい場所が分かるのが、一番の節約になります。
- 100均の3点(隙間テープ・ドア下隙間テープ・窓ガラス断熱シート/合計330円)から始める。効き方はここが一番はっきりしています。
- 動く場所だけホームセンターの良いものに替える。100均は効くけれど持ちません。
- それでも足りなければ内窓と床下断熱。ここは1シーズンかける仕事です。
- 換気口は塞がない。湿度計を1つ買う。塞いだあとは結露が出やすくなります。
- 床の傾きや大きな亀裂はプロに渡す。テープで塞いでも毎年同じ場所が開きます。
私が3年かけてたどり着いたのは、「古民家全体を暖かくする」という考え方をやめることでした。家は広いし、天井は高いし、壁は土です。全部を現代の家のようにするのは無理があります。そのかわり、風が入っている穴を一つずつ潰すのは、100円の道具と15分の作業でできます。この積み上げのほうが、暖房を強くするよりも確実に効きました。
そして、続けてこられた理由は猫たちです。きなことあんこが寒い中で丸まっている姿を見るたびに、なんとかしてあげたいと思いました。いまでは、暖房の効いた部屋で、ホットカーペットの上で伸びている2匹を見られます。窓辺で日向ぼっこもできるようになりました。DIYで苦労したことは、それで十分報われています。在宅で仕事をする私自身も、足元が冷えなくなってから、床に座って腰を痛めるようなことはしていません。
古民家暮らしは手間がかかります。ただ、手をかけた分だけ愛着も深まります。この記事のどれか一つでも、あなたの家の冬に使えるものがあれば嬉しいです。まずは線香を1本、つけてみてください。

