猫のブラシおすすめ比較|換毛期の抜け毛が減るブラッシング方法と選び方【短毛・長毛別】

猫のいる暮らし

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ゆう(nekoice.net 筆者)

25歳。田舎の古民家で保護猫のきなこ・あんこと暮らす、在宅フリーランスエンジニア。在宅歴3年目。こたつ作業で腰を痛めた経験から作業環境を本気で見直し、生産性・月収ともに改善。田舎暮らし・フリーランス・猫との日常に加え、地元のおばあちゃんから受け継いだ生活の知恵もリアルに発信中。

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🧑‍💻 この記事の信頼性

猫2匹と古民家で暮らして3年目の筆者が、毎年の換毛期に実際に使っているブラシと、使ってみて合わなかったブラシを正直に書いています。

結論:猫のブラシは「毛の長さ」と「取りたい毛」で選びます

  • 短毛の猫:まずはラバーブラシ。毎日なでるように使えて、嫌がられにくいです。
  • 長毛・毛量の多い猫:スリッカーブラシ+コームの2本使い。スリッカーでほぐし、コームで仕上げます。
  • 換毛期にアンダーコートをごっそり取りたい:ファーミネーター系を週1回だけ。やりすぎると地肌が見えます。
  • 1本だけ買うなら、短毛はラバー、長毛はスリッカー。「よく取れる」より「毎日続けられる」ほうが抜け毛は減ります。

換毛期になると、ソファにも座布団にも、仕事中の膝の上にも猫の毛が積もります。うちも古民家に越してきた最初の春は、畳の目に入り込んだ毛を掃除するだけで毎朝時間を取られていました。

いろいろ試して分かったのは、抜け毛対策の本体は掃除ではなくブラッシングだということです。床に落ちる前にブラシで取ってしまえば、掃除の量も、猫が毛づくろいで飲み込む毛の量も減ります。この記事では、猫のブラシのおすすめをタイプ別に比較し、換毛期に抜け毛を減らすブラッシングの方法までまとめました。

畳の部屋で猫をブラッシングする飼い主

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猫のブラシおすすめ早見表(タイプ別の比較)

猫用ブラシは大きく分けると次の6タイプです。先に全体を比べてから、毛の長さ別のおすすめを見ていきます。

タイプ 向く猫 よく取れる毛 頻度の目安 注意点
ラバーブラシ 短毛・ブラシが苦手な猫 表面の浮いた毛 毎日 長毛の奥の毛玉はほどけない
スリッカーブラシ 長毛・毛量の多い猫 もつれ・中間の毛 毎日〜2日に1回 押し付けると皮膚を傷つける
コーム(くし) すべての猫(仕上げ用) 残った抜け毛・毛玉の確認 ブラッシングの最後に これ単体では量は取れない
ファーミネーター系(アンダーコート用) 換毛期のダブルコートの猫 下毛(アンダーコート) 週1回・短時間 やりすぎると薄くなる
シリコン・グローブ型 触られるのは好きな猫 表面の毛 毎日 取れる量はラバーより少なめ
スチームブラシ 静電気で毛が舞う家 表面の毛(湿らせて絡め取る) 数日に1回 水の補充・音を嫌がる猫もいる

表で分かるとおり、「どれが一番よく取れるか」ではなく「どの層の毛を取るか」でブラシの役割が違います。表面はラバー、もつれはスリッカー、下毛はファーミネーター系、最後の確認がコーム。1本で全部をこなすブラシはないので、うちでは2本を組み合わせています。

短毛の猫におすすめのブラシ

短毛の猫の換毛期に使うブラシと取れた抜け毛

毎日使うならラバーブラシ

短毛の猫にまず1本、と聞かれたらラバーブラシをすすめます。ゴムの突起で表面の浮いた毛を絡め取るタイプで、金属のピンが無いので皮膚を傷つけにくく、なでられている感覚に近いのか、ブラシが苦手な猫でも受け入れてもらいやすいです。

うちでは朝のコーヒーを淹れている間の5分がブラッシングの時間です。換毛期のピークには、ひと通りかけるだけでゴルフボールくらいの毛のかたまりができます。これが毎日床に落ちていたと思うと、ブラシの効果は大きいです。取れた毛はゴムの表面にまとまるので、手でつまんで捨てるだけで済むのも楽なところです。

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換毛期のアンダーコートにはファーミネーター系を週1回

短毛でも、下に柔らかい毛(アンダーコート)が生えているダブルコートの猫は、換毛期に下毛が一気に抜けます。ラバーブラシでは表面しか取れないので、ここで効くのがファーミネーターのような「アンダーコート用」のブラシです。刃のような細かい歯で、抜けかけの下毛を引っかけて取ります。

はじめて使ったときは、取れる量に驚いて夢中になってしまい、同じ場所を何度もかけて脇腹の毛が薄くなってしまいました。それ以来、ファーミネーター系は週1回・1回数分までと決めています。毎日のケアはラバー、週末だけファーミネーター、という分担にしてから、毛が薄くなることはなくなりました。

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ファーミネーター系は短毛用と長毛用で歯の長さが違います。買うときは猫の毛の長さに合った方を選んでください。

長毛・ダブルコートの猫におすすめのブラシ

スリッカーブラシ+コームの2本使いが基本

長毛の猫や、毛量が多くてもつれやすい猫には、細いピンが密集したスリッカーブラシが向いています。ラバーでは届かない毛の中間までピンが入り、もつれをほぐしながら抜け毛を取れます。

スリッカーで注意したいのは力加減です。ピンの先が皮膚に当たると痛がるので、手首を使わず、毛の表面をなでる程度の力で、毛の流れに沿って動かします。自分の腕の内側に軽く当ててみて、チクッとしない力が目安です。

スリッカーのあとは、目の細かいコームで仕上げます。コームがスッと通らない場所は、毛玉ができかけているサインです。コームは取る道具というより「確認する道具」だと考えると、使いどころが分かりやすくなります。

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毛玉ができてしまったら無理にとかさない

長毛の猫の脇の下やお尻まわりは、気づくとフェルトのような毛玉になっています。これをブラシで無理にほどこうとすると、皮膚ごと引っぱられて猫がとても痛がります。小さいものは指でほぐしてからコームで少しずつ。大きく固まったものや皮膚に近いものは、ハサミで切ろうとすると皮膚を切る事故が起きやすいので、動物病院やトリミングサロンに相談するのが安全です。

シリコン・グローブ・スチームブラシはどうか

「猫 ブラシ」で探すと、シリコン製のブラシや、手にはめるグローブ型、水を入れて蒸気を出すスチームブラシもよく見かけます。正直な感想を書いておきます。

  • シリコン・グローブ型:なでるだけなので、ブラシの形を見ただけで逃げる猫には入口として良いです。ただ、取れる量はラバーブラシより少なく感じました。うちでは「ブラシに慣らす期間」に使って、慣れたらラバーに切り替えました。
  • スチームブラシ:うちでは使っていないので、使用感は書けません。乾燥する季節に静電気で毛が舞うのを抑える目的で選ぶ人が多いタイプです。水の補充と、作動音を猫が嫌がらないかは事前に考えておいたほうがよいと思います。

どのタイプも「これ1本で抜け毛が消える」ものではありません。毎日続けられる1本+換毛期だけの1本という組み合わせが、結局いちばん抜け毛が減りました。

換毛期に抜け毛が減るブラッシングの方法

ブラシを替えるより効いたのが、やり方を決めたことです。うちで続いている手順をそのまま書きます。

  1. 時間を決める。うちは朝と、夜に仕事を終えたあとの2回。猫がくつろいでいる時間を選ぶと嫌がられにくいです。
  2. 背中から始める。猫が触られて気持ちいい背中・首まわりから入り、慣れてきたら脇腹へ。お腹・しっぽ・足先は嫌がる猫が多いので最後か、無理にやらない。
  3. 毛の流れに沿って、軽い力で。逆毛にすると取れる量は増えますが、嫌がって次から逃げるようになります。続かなければ意味がないので、順目が基本です。
  4. 1回5分以内。しっぽをパタパタ振り始めたら終わりの合図。途中でも切り上げます。
  5. 最後にコームで確認。引っかかる場所があれば、そこが次回重点的にやる場所です。
  6. 取れた毛はその場で袋へ。放っておくと風で部屋中に広がります。

頻度の目安は、換毛期(春と秋)は毎日、それ以外の季節は2〜3日に1回です。換毛期に毎日やるかどうかで、床に落ちる毛の量ははっきり変わります。

ブラッシングを嫌がる猫への対処

うちの2匹は性格が違い、1匹はブラシを見ると寄ってきますが、もう1匹は最初の頃は見ただけで逃げていました。逃げる子に効いたのは次の3つです。

  • 遊んで疲れたあとにやる。夜に釣り竿タイプのおもちゃで思い切り遊んだあとは、横になっている時間が長く、ブラシを受け入れてくれます。
  • 1回を短くして、終わったらおやつ。「ブラシのあとは良いことがある」と覚えると、逃げなくなりました。
  • 背中を数回なでたら終わり、から始める。最初の1週間は本当に数回だけ。少しずつ時間を延ばしました。

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ブラッシングと一緒に、換毛期にやっておくこと

換毛期の猫ケアでブラッシングと一緒にやることの要点を整理した図

ブラシで取りきれなかった毛は、猫が毛づくろいで飲み込みます。ここからは、ブラッシングの効果を補うために換毛期に合わせてやっていることです。

毛球ケアのフードに切り替える

換毛期だけ「毛球ケア」のフードに切り替えるのも効果的です。食物繊維が多めに配合されていて、飲み込んだ毛を便と一緒に出しやすくすることで、毛球がお腹にたまるのを防ぎます。切り替えるときは、いまのフードに少しずつ混ぜて1週間ほどかけて移すと、お腹をこわしにくいです。

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猫草を用意する

猫草(えん麦)は、毛球を吐き出すのを助けると言われています。種からなら1週間ほどで発芽し、2週間ほどで食べごろになります。うちでは窓際で育てていて、換毛期に合わせて種をまくようにしています。食べない猫も多いので、置いておいて食べたら儲けもの、くらいの気持ちで大丈夫です。

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ブラッシングのついでにノミ・ダニを確認する

毎日ブラシをかけていると、皮膚の様子もよく見えるようになります。目の細かいコームで首まわりや背中をとかしたとき、黒い粒(ノミの糞)が付いてきたらノミがいるサインです。田舎はノミ・ダニの多い環境で、完全室内飼いでも人間が外から持ち込むことがあります。うちでは気温が上がる春から予防薬を始め、秋の終わりまで続けています。首の後ろに垂らすスポットオンタイプが簡単です。

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皮膚に赤みやかさぶた、脱毛がある場合は、ブラシでこすらずに動物病院で診てもらってください。換毛期は年1回の健康診断のタイミングとしても区切りがよく、うちでは春に血液検査と尿検査を受けています(費用は病院と検査内容によりますが、5,000〜15,000円程度でした)。

舞った抜け毛は空気清浄機で拾う

ブラッシング中や猫が走り回ったあと、細かい毛は空中を漂ってから床に落ちます。古民家は隙間風があるぶん、春は花粉も一緒に入ってきます。ペット向けのHEPAフィルター付き空気清浄機を猫の通り道の近くに置くと、舞った毛や花粉をある程度拾ってくれます。フィルターに毛が溜まるので、換毛期はこまめに掃除するのがコツです。

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布団に付いた抜け毛とダニは布団クリーナーで

猫と一緒に寝ていると、換毛期の布団は毛だらけになります。コロコロでは表面しか取れず、布団の中に入り込んだ毛やダニまでは取れません。うちでは布団専用のクリーナーを使っています。畳のダニ対策も含めた使用感は古民家の畳のダニ対策|猫と暮らす家でレイコップは効果ある?に詳しく書きました。

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換毛期のにおいが気になるとき

換毛期は毛と一緒に、部屋の「猫のにおい」も気になりやすくなります。消臭については、この記事では深追いしません。多頭飼いの尿臭を中心に消臭剤を比べた猫の消臭剤で最強はどれ?多頭飼いの尿臭を比較にまとめています。

よくある質問(FAQ)

Q. 猫のブラッシングは毎日したほうがいいですか?

A. 換毛期(春と秋)は毎日がおすすめです。1回5分程度で十分です。換毛期以外は2〜3日に1回でも、抜け毛はかなり抑えられます。長毛の猫は毛玉ができやすいので、季節を問わず毎日とかすほうが安心です。

Q. 猫の換毛期はいつですか?

A. 一般的には春(3〜5月ごろ)と秋(9〜11月ごろ)の年2回です。特に春は冬毛が抜けるので量が多くなります。完全室内飼いで一年中暖かい部屋にいる猫は、はっきりした換毛期がなく、だらだらと一年中抜けることもあります。

Q. 一番よく取れる猫のブラシはどれですか?

A. 一度に取れる量が多いのは、ファーミネーター系のアンダーコート用ブラシです。ただし取れすぎるぶん、毎日使うと毛が薄くなることがあります。毎日はラバーブラシ(短毛)やスリッカーブラシ(長毛)、週1回だけアンダーコート用、という使い分けをおすすめします。

Q. ラバーブラシとスリッカーブラシ、どちらを買えばいいですか?

A. 短毛の猫ならラバーブラシ、長毛や毛量が多くもつれやすい猫ならスリッカーブラシです。迷ったら、猫の毛を指でつまんでみて、毛の奥までふわふわした下毛が多いならスリッカー寄り、つるっとした短い毛ならラバーが合います。

Q. ブラッシングで猫が噛んだり逃げたりします。

A. 1回の時間を短くし、背中など猫が好きな場所だけから始めてください。遊んで疲れたあとの落ち着いた時間にやる、終わったらおやつをあげる、を繰り返すと慣れてくることが多いです。しっぽを大きく振り始めたら、途中でもやめるのが長続きのコツです。

Q. 猫が毛玉を吐くのはブラッシング不足ですか?

A. 毛づくろいで飲み込んだ毛を吐くのは、猫にとって自然なことです。ただ、ブラッシングで抜け毛を先に取っておくと、飲み込む量は減ります。吐く回数が急に増えた、吐こうとしても出ない、食欲がないといった場合は、毛球症などの可能性もあるので動物病院に相談してください。

まとめ:猫のブラシは「毎日続く1本+換毛期の1本」

  • 短毛の猫はラバーブラシ、長毛の猫はスリッカーブラシ+コームを毎日のケアに
  • 換毛期のアンダーコートはファーミネーター系を週1回・短時間だけ
  • 毛の流れに沿って軽い力で、1回5分以内。嫌がったらやめる
  • 取りきれない毛は、毛球ケアフード・猫草・空気清浄機・布団クリーナーで補う

「よく取れるブラシ」を探すより、「毎日やっても猫が嫌がらないブラシ」を見つけるほうが、結果的に部屋の抜け毛は減ります。まずは猫の毛の長さに合った1本から始めてみてください。

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