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田舎在宅フリーランスがITエンジニア転職サービス「TechGo」を使ってみた正直レビュー
【結論】私がTechGoで実際に使ったのは「無料面談」までです。転職はしていません。そのうえで正直に言うと、田舎に住んだままITエンジニアとして働き続けたい人にとって、無料面談は受ける価値がありました。
理由は1つで、田舎在住・フルリモート希望という条件を伝えても、面談で不利な扱いをされなかったからです。オンラインで1時間ほど話し、現在の収入レンジ・使用言語・フルリモート希望かどうか・転職の緊急度の4点を聞かれ、その場で「地方在住でフルリモート」の条件に合う求人の傾向を具体的に挙げてもらえました。面談後にしつこい勧誘もありませんでした。
逆に、この記事では書けないことがはっきりあります。私は応募・選考・内定・入社まで進んでいないので、書類添削の質、面接対策の実力、年収交渉の結果については「体験していないので分かりません」としか言えません。ネット上には転職成功の年収額まで書いたレビューがありますが、私は自分が体験していない数字をこの記事に書きません。
| 工程 | 私の状況 | この記事での扱い |
|---|---|---|
| 無料登録 | 実際にやった | 所要時間・入力項目を実体験として書きます |
| 日程調整・事前準備 | 実際にやった | 準備不足で困った点まで書きます |
| 無料面談(オンライン1時間ほど) | 実際に受けた | 聞かれた内容・田舎在住への反応を全部書きます |
| 求人の提示 | 面談内で傾向を聞いた | 「どんな条件の求人を挙げられたか」まで。件数や社名は書きません |
| 応募・書類添削 | 使っていない | 体験していないので評価しません |
| 面接対策・模擬面接 | 使っていない | 体験していないので評価しません |
| 内定・年収交渉・入社 | していない | 体験していないので評価しません。年収がいくら上がったという話は書けません |
- この記事の立ち位置(別記事との住み分け)
- TechGoとは?田舎・在宅志望のITエンジニアから見た位置づけ
- 【実録】登録から面談予約まで、私がやったこと
- 【実録】面談当日の1時間。実際に聞かれた4つのこと
- 聞かれた4点に、私が実際どう答えたか
- 田舎で暮らしながら転職を考えるとき、先に整理しておきたい生活側の条件
- 私が、面談を受けたうえで転職しなかった理由
- 田舎在宅フリーランスの視点で、良かったと感じた点
- 正直に、物足りなかった点と注意点
- メリット・デメリット早見表
- 私が並行して検討した道と、TechGoの位置づけ
- TechGoが向いている人・向いていない人
- これから面談を受ける人へ。私がやっておけばよかった準備
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
- 関連記事
この記事の立ち位置(別記事との住み分け)
当ブログには、年収を上げる手段を横並びで比べた記事がもう1本あります。そちらは「転職・副業・資格のどれが早いか」を決めるための比較記事で、TechGoはその中の1つの選択肢として登場します。
この記事は違います。TechGo単体のレビューです。登録から面談までを時系列で追い、田舎在住のフリーランスという立場で何を聞かれ、どう扱われたかだけを深掘りします。
- この記事(TechGo単体のレビュー)を読むと役に立つ人 … すでにTechGoが気になっていて、「面談で何を聞かれるのか」「田舎在住でも相手にされるのか」を知りたい人
- 田舎フリーランスが年収を上げる方法3選|転職(TechGo) vs 副業(動画編集) vs 資格、実際どれが早い?を読むと役に立つ人 … そもそも転職が自分の答えなのか決まっていない人。副業・資格と並べて比べたい人
もし「転職すべきかどうかから迷っている」のなら、先に比較記事のほうを読んでください。この記事はその次で十分です。
TechGoとは?田舎・在宅志望のITエンジニアから見た位置づけ

TechGoは、ITエンジニアに特化した転職支援サービスです。総合型の転職エージェント(あらゆる業界・職種を扱う大手)とは違い、扱う領域がエンジニアに寄っています。相談から面談までオンラインで完結するため、私のように電車も通っていない土地に住んでいても、移動時間ゼロで利用できます。
ここから先は、私が面談の中で実際に確認できた範囲と、公式の案内として説明を受けた範囲を分けて書きます。数字や実績値を私の側で作ることはしません。求人件数・年収の上がり幅・利用者数といった具体的な数値は、公式サイトの記載をご自身で確認してください。
私が面談で実際に確認できたこと
- 田舎在住であることが、面談上のマイナスにならなかった … これがいちばん大きいです。後述しますが、住所を伝えた瞬間に話のトーンが変わる、ということがありませんでした。
- フルリモート希望を前提に話を進めてもらえた … 「まず出社できる範囲で考えましょう」という方向に引き戻されませんでした。
- 今の自分の市場価値について、第三者の見立てを聞けた … フリーランスだと、自分の単価が適正なのか比較対象がありません。ここを外から言ってもらえるのが、面談の実質的な価値でした。
- 担当の方がエンジニアの話を分かっていた … 使用言語を答えたときに、用語の説明から始めなくて済みました。細かいようですが、疲れ方がまったく違います。
公式の案内として説明を受けた(=私は使っていない)こと
- 応募書類の添削
- 面接対策・模擬面接
- 内定後の条件交渉の代行
- 求職者側の利用は無料であること
このうち上の3つは、私が使っていないので品質を評価できません。「手厚かった」と書いているレビューを見かけますが、私は体験していないものを手厚いとは書けません。判断材料が欲しい場合は、面談のときに「書類添削は誰がやるのか」「模擬面接は何回までか」を直接聞くのが早いです。私は転職の意思が固まっていなかったので、そこまで踏み込んで聞きませんでした。
【実録】登録から面談予約まで、私がやったこと

登録フォームは短い。職務経歴は後からでよかった
公式サイトのフォームから登録しました。入力そのものは数分で終わる分量で、職務経歴書のような重いものを最初に用意する必要はありませんでした。ここで身構えて先延ばしにしていたのですが、実際にやってみたら拍子抜けするほど短かったです。「職務経歴書を作ってから登録しよう」と思って半年動かない人(少し前の私です)は、先に登録だけしてしまったほうがいいと思います。
日程調整はオンライン。田舎でも移動ゼロなのは大きい
面談の日程はオンラインでやり取りして決めました。ここが地方在住者には大きいところで、都市部のオフィスまで面談に行くとなると、私の場合は片道だけで半日が消えます。往復で1日、しかも交通費も出ます。移動が要らないだけで、「とりあえず話だけ聞く」のハードルが現実的な高さまで下がります。
私が面談前に用意したもの(用意しなかったせいで困ったものも書きます)
用意したのは、これまで関わった案件のざっくりしたリストと、使ってきた言語のメモだけです。正直、準備としては足りていませんでした。困ったのは次の2点です。
- 直近の収入の実額をすぐ答えられなかった。 フリーランスは月によって入金額が動くので、「年でならすといくらか」を把握していないと即答できません。私は確定申告のデータを開き直すことになりました。確定申告ソフトで年間の数字をまとめている人は、面談前にその画面を開いておくと5秒で済みます。
- 「転職の緊急度」を考えていなかった。 後述しますがこれは必ず聞かれます。「今すぐ」なのか「いい話があれば」なのかで、その後の話の進み方が変わります。ここが曖昧だと、面談も曖昧なまま終わります。
猫と古民家という、面談環境そのものの問題
これは田舎の古民家に住んでいる人だけの話です。ビデオ通話で1時間となると、回線・音・猫の3つが現実的な障害になります。
まず回線です。在宅で仕事をしている以上ここは投資済みで、私は3年使ってきた光回線があるので映像が止まる心配はしませんでした。ただ、移住したてでモバイル回線だけという状態だったら、面談中に固まる不安を抱えながら話すことになったはずです。
次に音です。古民家は壁が薄く、外の音がよく入ります。私は面談の時間帯を、農作業の機械音が少ない午前中に寄せました。
最後に猫です。我が家にはきなことあんこの2匹がいて、キーボードの上や膝の上が定位置です。面談中にあんこがカメラの前を横切りましたが、担当の方は笑って流してくれました。ここで「在宅環境が整っていない人」と見なされなかったのは、リモート前提のサービスだからだと思います。念のため、その日はきなこには先にごはんを出して、部屋の外で寝てもらいました。
【実録】面談当日の1時間。実際に聞かれた4つのこと
面談はビデオ通話で、1時間ほどでした。話の中心は、私の状況を把握するためのヒアリングです。聞かれたのは主に次の4点でした。
- 現在の月収・年収のレンジ … フリーランスなので幅があることを伝えると、「ならしていくらか」を軸に整理してもらえました。
- 使用言語・得意分野 … どの言語で、どういう種類の開発をしてきたか。ここは具体的に答えるほど話が早いです。
- フルリモート希望かどうか … 出社の可否、出社できるとしたら頻度はどのくらいか。
- 転職の緊急度 … 今すぐ動きたいのか、情報収集の段階なのか。
逆に、私から聞いたのは「地方在住でフルリモート希望という条件で、現実にどんな求人があるか」の一点です。ここが分からないと、転職を選択肢に入れるかどうかの判断ができないからです。
「田舎在住です」と言ったときの反応が、いちばん知りたかったところ
正直に言うと、面談前にいちばん身構えていたのがここでした。過去に別の場面で、住んでいる場所を言った途端に相手の熱量が下がるのを感じたことがあったからです。
TechGoの面談では、それがありませんでした。田舎在住であることを伝えても特に不利な反応はなく、むしろ「地方在住でフルリモート希望」という条件に合う求人の方向性を、その場でいくつか具体的に挙げてもらえました。条件を下げる方向の説得をされなかったのが、私にとっていちばんの収穫です。
ここは書き方に気をつけます。私は提示された求人に応募していないので、その求人が最終的に良い条件だったかどうかは分かりません。分かるのは「田舎在住・フルリモートという条件が、門前払いされる条件ではなかった」ということだけです。それでも、そこが分かっただけで面談を受けた意味はありました。
面談のあと、勧誘はあったか
ありませんでした。「では次はこの企業に応募しましょう」と押し込まれることもなく、こちらのペースで検討を続けられました。私はこの面談を「無料で市場価値を聞く」目的で受けており、転職を決めていませんでした。それを最初に伝えたうえで、その前提が最後まで尊重された、というのが実際の印象です。
聞かれた4点に、私が実際どう答えたか
ここは体験談の中でもいちばん再現性がある部分だと思うので、質問ごとに「私がどう答えたか」「答えてみて分かったこと」を分けて書きます。田舎在住のフリーランスが同じ質問を受けたときに、そのまま参考にできる形にしておきます。
「現在の月収・年収のレンジは?」
私は最初、月ごとに幅があることをそのまま説明しました。フリーランスは案件の切れ目で入金が止まる月があり、逆に納品が重なる月は跳ねます。この説明自体は問題なく受け止めてもらえましたが、話が前に進んだのは「年でならすとどのくらいか」を答えてからでした。
分かったのは、相手が知りたいのは月々の変動ではなく、年単位での水準だということです。フリーランスの不安定さを伝えたい気持ちが先に出てしまいがちですが、それは相手も分かっています。数字は年ベースで1つ用意しておくのがいちばん早いです。私はこの答えを出すのに確定申告のデータを開き直しました。事前に見ておけば、この往復が丸ごと省けました。
「使用言語・得意分野は?」
言語名を並べるところから始めましたが、実際に話が具体的になったのは「その言語で何を作ってきたか」を話してからです。言語ができることと、その言語で仕事が回せることは別物で、面談で見られているのは後者でした。
ここで、フリーランスならではの弱点も自覚しました。会社員なら「どの規模のチームで、どの役割だったか」を答えられますが、私は基本的に一人で受けています。役割の説明がしづらいのです。結局、案件の規模と、自分が担当した範囲(要件の詰めから納品まで自分でやったのか、部分的に入ったのか)を具体的に話すことで補いました。同じ立場の人は、ここを事前に言語化しておくと楽です。
「フルリモート希望かどうか?」
私は「フルリモート希望です」とだけ答えました。これは準備不足でした。返ってきたのは「出社が発生する場合、どのくらいなら可能ですか」という追加の質問で、私はその場で考えることになったからです。
田舎に住んでいると、この問いは単なる希望の問題ではなく、物理的な距離の問題になります。最寄り駅まで何分か、そこから都市部まで何時間か、日帰りで往復できるのか。この所要時間を把握していないと、「月1回なら可能」と答えていいのかも判断できません。都市部に住んでいる人なら反射で答えられる質問が、田舎在住者には計算問題になる。これは面談を受けてみるまで気づきませんでした。
「転職の緊急度は?」
私は正直に「今すぐではなく、情報収集の段階です」と答えました。結果として、この答え方でよかったと思っています。無理に「今すぐ転職したい」と言っていたら、その前提で話が進み、こちらも断りづらくなっていたはずです。
そのうえで付け加えると、この質問の答えは、面談後の自分の行動をそのまま決めます。「情報収集」と答えた私は、実際に情報収集だけで止まりました。面談を受ける前に、自分が本当はどちらなのかを決めておくこと。それだけで面談の価値が変わるはずです。
田舎で暮らしながら転職を考えるとき、先に整理しておきたい生活側の条件
面談を受けて強く感じたのは、田舎在住の転職は、スキルや年収より先に「生活の条件」で選択肢が絞られるということです。ここは都市部向けの転職記事にはまず書かれていないので、私が実際に引っかかった点を残します。
出社の有無ではなく、出社の「距離」で考える
求人票の「週1出社」は、都市部の人にとっては通勤の話ですが、私にとっては半日から1日の移動です。同じ文字列でも意味がまったく違います。出社頻度だけを見て求人を判断すると、実際に働き始めてから消耗します。私は面談で自分の所要時間を答えられなかった時点で、そこを詰めずに転職を考えていたことに気づきました。
住居を動かせるかどうかが前提条件になる
私は古民家に住んでいます。賃貸のワンルームとは違い、簡単に引き払って都市部に移るという選択肢が現実的ではありません。庭も土間もあり、猫2匹が自由に動ける空間そのものが、この家に住んでいる理由だからです。「最悪引っ越せばいい」という逃げ道がない状態で転職を考えると、求人の見え方が変わります。
ペットがいると、選べる働き方が先に決まる
きなことあんこがいることは、私にとって単なる趣味の話ではなく、勤務形態の制約条件です。長時間家を空ける前提の働き方は選べません。逆に言えば、この条件を最初にはっきり伝えたほうが、お互いに時間を無駄にしません。私は面談で「多頭飼いをしているのでフルリモート希望」と背景まで含めて伝えました。背景ごと伝えると、条件の重さが正しく伝わります。
体の条件も、意外と選択肢を削る
こたつで長時間作業を続けて腰を痛めた経験があるので、私にとって作業環境は妥協できない項目です。今の家には、腰を痛めたあとに作り直した環境があります。これを捨てて、オフィスの椅子と長時間の移動に戻るのは現実的ではありません。転職の判断に体の状態が入ってくるというのは、20代のうちは想像しにくいのですが、実際に入ってきます。
お金まわりの手続きも、フリーランスと会社員では変わる
これは転職の是非とは別の実務の話です。フリーランスから会社員になると、確定申告まわりの手続きも、ふるさと納税の上限の考え方も変わります。転職するかどうかを決める段階では後回しでいいのですが、実際に動くときには確実に発生する作業です。頭の片隅に置いておくと、あとで慌てずに済みます。
私が、面談を受けたうえで転職しなかった理由
レビュー記事としては珍しい書き方になりますが、ここを隠すと記事の意味がなくなるので書きます。私は面談を受けたあと、転職していません。理由は3つです。
- いま失うものが大きかった。 古民家で猫2匹と暮らし、時間の使い方を自分で決められる今の形は、私にとって収入と同じ重さがあります。週に何日か出社が必要な求人だと、この形が崩れます。
- 体の都合があった。 こたつで作業を続けて腰を痛めてから、作業環境をかなりの費用と手間をかけて作り直しています。この環境から離れて長時間の通勤をするのは、いまの腰では現実的ではありません。転職の判断に体の条件が入ってくるのは、私にとって想定外でした。
- 収入の上げ方が転職だけではなかった。 これは副業・資格と横並びで比べた記事のほうに書いていますが、比べた結果、私の状況では今すぐ転職する以外の選択肢も残りました。
つまり「TechGoが悪かったから転職しなかった」のではありません。面談で自分の市場価値と条件の相場を知った結果、今の生活を続けるという判断ができた、という話です。私にとって面談は、転職するための道具ではなく、転職しないという判断に根拠を与える道具でした。
田舎在宅フリーランスの視点で、良かったと感じた点
1. 移動が発生しない
地方在住者にとって、面談のたびに都市部へ出る時間と交通費は、転職活動を始めない理由としてかなり強力に効きます。オンラインで完結するなら、その理由が消えます。
2. 田舎在住を前提として話を進めてもらえる
「地方在住だから選択肢が減る」という前提で話が始まらなかったことです。地方在住であることを、修正すべき条件ではなく与件として扱ってもらえました。
3. エンジニアの話が通じる
使用言語や開発内容を説明するときに、前提の説明から始めなくて済みます。フリーランスの働き方についても説明が要りませんでした。1時間という限られた時間の中で、これは地味に効きます。
4. 相場を第三者から聞ける
フリーランスの単価は、まわりに比較対象がいません。私の場合、案件ごとに条件が違うので、自分が安く受けているのかどうかを判断する材料がありませんでした。転職しなくても、この情報だけは持ち帰れます。
5. 転職しないという判断をしても、面談が無駄にならない
これは私自身がそうでした。面談を受けたうえで今の働き方を続けると決めたので、「なんとなく不安」だった状態から「比べたうえで選んだ」状態に変わりました。精神的な効果ですが、本業に戻ったときの迷いが減りました。
正直に、物足りなかった点と注意点
面談だけでは分からないことが多い
1時間の面談で分かるのは、あくまで方向性です。実際の企業のリモート運用がどうなっているか、地方在住の社員が本当にいるのかといった細部までは、応募して選考に進まないと見えてきません。面談を受けただけで転職活動をやった気になると、そこで止まります。私は実際そこで止まった側なので、これは自分への反省でもあります。
職種がITエンジニアに寄っている
エンジニア特化ということは、裏返せば守備範囲が限られるということです。エンジニア以外の職種や、開発以外のIT職を軸に探したい場合は、総合型のサービスと併用しないと選択肢が足りなくなる可能性があります。私はエンジニアなので不便を感じませんでしたが、これはサービスの性質として先に知っておくべき点です。
地域によって状況は変わるはず
私が住んでいるのは田舎ですが、日本中どの地域でも同じ結果になるとは限りません。フルリモート前提の求人であれば居住地の影響は小さいはずですが、「地方拠点への出社あり」の求人になれば当然その地域の事情が出ます。私の面談結果を、そのまま全国どこでも同じと読まないでください。
担当者との相性は運の要素がある
私の担当の方は話が早く、こちらのペースを尊重してくれました。ただ、これは担当者個人の資質に依存する部分です。合わないと感じたら担当変更を申し出る、あるいは他のサービスも並行して使う。これはTechGoに限らず、エージェント型のサービス全般に言えることです。
この記事では評価できない範囲がある(繰り返します)
書類添削・面接対策・年収交渉は、私が使っていません。ここを「手厚かった」と書いているレビューを読んで期待値を上げると、ずれる可能性があります。私の記事から読み取れるのは面談までです。
メリット・デメリット早見表
面談までを実際に使った私の評価を、表にまとめます。「未体験」と書いた行は、私が判断できないという意味です。良いとも悪いとも書きません。
| 項目 | 私の評価 | 中身 |
|---|---|---|
| 田舎・地方在住への対応 | 良かった | 住所を伝えても話のトーンが変わらず、条件を下げる説得もされなかった |
| フルリモート希望の扱い | 良かった | 出社前提に引き戻されず、その条件で求人の方向性を挙げてもらえた |
| 担当者のIT理解 | 良かった | 使用言語・開発内容の説明で前提から話す必要がなかった |
| 面談の負担 | 軽い | オンライン完結。地方在住でも移動時間と交通費がゼロ |
| 勧誘のしつこさ | 感じなかった | 転職を決めていない前提を伝えたうえで、そのまま尊重された |
| 職種の守備範囲 | 狭め | ITエンジニア特化。エンジニア以外は総合型との併用が要る |
| 書類添削の質 | 未体験 | 私は応募していないため評価できません |
| 面接対策・模擬面接 | 未体験 | 私は選考に進んでいないため評価できません |
| 年収交渉の結果 | 未体験 | 私は内定を得ていないため、上がり幅を書くことはできません |
私が並行して検討した道と、TechGoの位置づけ
収入を上げたいという動機で動いていたので、転職だけを見ていたわけではありません。当時、天秤にかけていたのは次の3つです。判断の詳細は3つを横並びで比べた記事にまとめてあります。ここでは「TechGoがどの位置にあるか」だけを示します。
| 進め方 | 動き出すまでの負担 | 今の暮らしへの影響 | 私の場合の結論 |
|---|---|---|---|
| 転職(TechGoで面談) | 登録は数分、面談1時間。オンライン完結で軽い | 勤務形態しだいでは、古民家と猫との時間の使い方が変わる | 面談は受けた。市場価値は分かったが、転職はしなかった |
| 副業を増やす | 案件を取るまでに自分で動く時間が要る | 本業を残したまま進められるので、暮らしは変わらない | 今の生活を守りたい私には相性が良かった |
| 資格を取る | 学習時間の確保が要る。すぐには効かない | ほぼ変わらないが、可処分時間は減る | 土台作りとしては有効。今の収入にはすぐ効かない |
この表で言いたいのは、TechGoの無料面談は「始めるコストがいちばん低い選択肢」だったということです。副業も資格も、自分の時間を先に差し出す必要があります。面談はオンラインで1時間です。転職するかどうかを決める前に、判断材料だけ先に取りに行けるのが、この3つの中では面談だけでした。
TechGoが向いている人・向いていない人
向いていると思う人
- すでにITエンジニアとして実務経験があり、田舎・地方に住んだまま働き続けたい人
- フルリモート前提で探したい人(この条件で門前払いされないことは、私が面談で確認しました)
- フリーランスで、自分の単価が適正か分からなくなっている人(転職しなくても相場は持ち帰れます)
- 移動時間がネックで転職活動を始められていない地方在住者
- 転職するか決めていないが、判断材料が欲しい人(私がこれでした)
向いていないと思う人
- まったくの未経験からITエンジニアを目指す人 … 経験者向けの求人が中心という説明でした。未経験からであれば、学習と就業支援がセットになっている別のルートを検討したほうが現実的です。
- ITエンジニア以外の職種で探したい人 … 特化型なので守備範囲の外です。総合型のサービスを使ってください。
- 対面でじっくり相談したい人 … 私の場合はやり取りがオンライン中心でした。face to faceでないと決められないタイプの人には物足りない可能性があります。
- 今の働き方を絶対に変えたくない人 … これは私の反省でもあります。面談で条件を聞くのは無料ですが、時間は1時間かかります。変える気がゼロなら、その1時間を本業に使ったほうがいいです。
これから面談を受ける人へ。私がやっておけばよかった準備
面談を受けて、準備不足を感じた点を残しておきます。どれも5分でできることです。
1. 年でならした収入を1つの数字にしておく
フリーランスは月ごとに入金額が動くので、「だいたいいくらですか」に即答できません。確定申告の年間集計を開いておけば一発です。ここでもたつくと、限られた1時間を自分の情報整理に使ってしまいます。
2. 使ってきた言語と、その使い方を1行ずつ書き出す
言語名だけを並べても、担当の方は判断できません。「どの言語で、何を、どのくらいの規模で作ったか」を1行にしておくと、話が具体的なところから始まります。
3. 出社できる上限を決めておく
「完全に不可」なのか「月1回なら可」なのかで、紹介される求人の幅が変わります。私はここを詰めずに面談に入ったので、答えながら考えることになりました。田舎在住の場合、最寄り空港や新幹線駅までの所要時間まで把握しておくと、話がぶれません。
4. 転職の緊急度を言語化しておく
必ず聞かれます。「今すぐ」「半年以内」「いい話があれば」のどれかを、面談前に自分の中で決めておいてください。ここが決まっていないと、面談後の動きもそのまま曖昧になります。私がまさにそうでした。
5. 猫がいる家は、面談の時間帯と部屋を決めておく
笑い話のようですが、多頭飼いの家では現実的な準備です。ごはんの時間をずらす、通話する部屋のドアを閉めておく。私はきなこには先にごはんを出しましたが、あんこはカメラの前を通りました。担当の方は気にしませんでしたが、こちらの集中は一瞬切れます。
\ 田舎在住・フルリモート希望でも門前払いされなかった、無料面談はこちら /
※サービス内容・対象条件・求人の状況は変わります。最新の情報は公式サイトでご確認ください
よくある質問(FAQ)
Q. 結局、ゆうさんはTechGoで転職したのですか?
A. していません。使ったのは無料面談までです。面談で自分の市場価値と、田舎在住・フルリモートという条件でどんな求人があるかを聞き、そのうえで今の働き方を続けると決めました。この記事で評価できるのは面談までの範囲だけです。
Q. 田舎に住んでいると、やはり不利ですか?
A. 少なくとも私の面談では不利になりませんでした。住んでいる場所を伝えても反応が変わらず、「地方在住でフルリモート希望」という条件のまま求人の方向性を挙げてもらえました。ただし、これは私1人の面談での話です。地域や時期によって求人の状況は変わりますし、出社を伴う求人であれば居住地の影響は当然出ます。
Q. 面談では何を聞かれますか?
A. 私が聞かれたのは4点です。現在の月収・年収のレンジ、使用言語と得意分野、フルリモート希望かどうか、転職の緊急度。所要時間はビデオ通話で1時間ほどでした。年収レンジと緊急度は事前に決めておかないと、その場で考えることになります。
Q. 転職する気がないのに面談を受けてもいいのでしょうか?
A. 私がその立場で受けました。転職を決めていないことを先に伝えたうえで面談に入り、面談後も押し込むような勧誘はありませんでした。とはいえ、こちらも先方の時間をもらっています。「情報収集の段階です」と最初に正直に言うことが、お互いにとっていちばん無駄がないと思います。
Q. 面談のあと、しつこく連絡が来ませんか?
A. 私の場合は来ませんでした。こちらのペースで検討を進められました。ただ担当者によって対応に差が出る可能性は、エージェント型のサービスである以上ゼロではありません。
Q. 未経験からITエンジニアになりたいのですが、使えますか?
A. 経験者向けの求人が中心という説明でした。未経験からであれば、このサービスより、学習と就業支援がセットになっているルートを先に検討したほうが現実的だと思います。私は実務経験がある状態で使ったので、未経験者に対する対応そのものは体験していません。
Q. 書類添削や面接対策は手厚いですか?
A. 分かりません。私が使っていないからです。案内としては存在すると説明を受けましたが、体験していないものを手厚いと書くつもりはありません。気になる場合は面談の場で「誰が添削するのか」「模擬面接は何回までか」を直接確認してください。
Q. 年収はどのくらい上がりますか?
A. 私は内定を得ていないので、上がり幅を書くことができません。ネット上には具体的な金額が書かれた体験談もありますが、私は自分が体験していない数字を記事に載せない方針です。市場価値の見立て自体は面談で聞けるので、自分の場合いくらなのかは面談で確認するのがいちばん確実です。
Q. 回線が遅い土地に住んでいます。オンライン面談は大丈夫でしょうか?
A. 1時間のビデオ通話になるので、回線は事前に確認しておいたほうがいいです。私は在宅で仕事をしている関係で光回線を引いており、映像が止まることはありませんでした。回線に不安がある場合は、面談の前に一度、家族や友人とビデオ通話を1回して確認しておくと安心です。
Q. 転職と副業、どちらを先に検討すべきですか?
A. そこから迷っている段階なら、この記事より転職・副業・資格を横並びで比べた記事を先に読んでください。この記事はTechGo単体のレビューなので、「転職という手段をもう少し具体的に知りたい」という段階向けです。
まとめ
最後にもう一度、この記事で分かったことを整理します。
- 私がTechGoで使ったのは無料面談まで。転職はしていません。
- 面談はオンラインのビデオ通話で1時間ほど。聞かれたのは収入レンジ・使用言語と得意分野・フルリモート希望かどうか・転職の緊急度の4点。
- 田舎在住と伝えても不利な扱いはされず、その条件のまま求人の方向性を挙げてもらえました。面談後のしつこい勧誘もありませんでした。
- 一方で、書類添削・面接対策・年収交渉は私が使っていないので評価できません。年収がいくら上がるという話も、体験していないので書きません。
- 私は面談を受けたうえで、古民家と猫2匹との今の暮らしを優先して転職しませんでした。それでも面談を受けた意味はありました。「なんとなく不安」が「比べたうえで選んだ」に変わったからです。
もしあなたが、田舎や地方に住みながらITエンジニアとして働いていて、自分の市場価値が分からないまま不安だけ抱えているなら、判断材料を取りに行くところまでは軽くできます。移動も要りません。転職するかどうかは、それを聞いてから決めても遅くないと思います。

